25日の中国本土市場概況:上海総合0.88％安で反落、経済減速懸念で売られる

25日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比22.19ポイント（0.88％）安の2504.82ポイントと反落した。上海A株指数も下落し、23.24ポイント（0.88％）安の2622.83ポイントで取引を終えている。


経済成長の鈍化懸念が強まる。政府系シンクタンクの中国社会科学院は24日に発表した経済白書の中で、中国の国内総生産（GDP）成長率が2019年に6.3％前後となり、前年比で0.3ポイント鈍化すると予測した。原油安に加えて、昨夜の米株や、日本を含むこの日のアジア株急落もマイナス材料となっている。

業種別では、セラミック関連や紡績、石油関連の下げが目立つ。セラミック関連では広東松発陶器（603268/SH）が4.88％安、紡績関連では上海中毅達(600610/SH)が5.10％安、石油関連では洲際油気（600759/SH）が5.10％安で引けた。

外貨建てB株の相場は値下がり。上海B株指数が2.33ポイント（0.85％）安の271.83ポイント、深センB株指数が3.98ポイント（0.47％）安の837.45ポイントで終了した。

25日の香港市場はクリスマス休暇で休場。27日から取引が再開される。

【亜州IR】



＜FA＞