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14日の中国本土市場概況:上海総合0.2%安で続落、石油・石炭株は逆行高


14日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比4.91ポイント(0.18%)安の2780.96ポイントと続落した。上海A株指数も下落し、5.18ポイント(0.18%)安の2912.35ポイントで取引を終えている。

人民元安の進行が重し。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、対米ドルの人民元レートを4営業日連続で元安方向に設定した。上海外国為替市場では元安が止まらず、約1年3カ月ぶりの水準で推移している。資金流出の警戒感も強まる状況だ。なお、取引時間中に公表された小売売上高や鉱工業生産額など今年7月の各種経済指標は、総じて予想を下回る結果となっている。ただ、景気減速はこれまでの下落に織り込んでいるとの見方もあり、下げ幅は限定された。大引けにかけては下げ幅をやや縮小している。


業種別では、消費関連がさえない。家電メーカー中国大手の青島海爾(600690/SH)が2.5%安、スーパーマーケット大手の永輝超市(601933/SH)が1.9%安と値を下げた。直近の値上がりが目立ったハイテク株も安い。システム開発の用友網絡(600588/SH)が3.8%、スーパーコンピュータ大手の曙光信息産業(中科曙光:603019/SH)が3.1%ずつ下落した。鉄鋼株や不動産株、ゼネコン株、軍需関連株、運輸株なども売られている。

半面、石油・石炭株はしっかり。中国中煤能源(601898/SH)が1.8%、中国石油天然気(601857/SH)が1.5%ずつ上昇した。セメント株、自動車株なども物色されている。

一方、外貨建てB株の相場はまちまち。上海B株指数が0.74ポイント(0.26%)高の289.55ポイント、深センB株指数が4.07ポイント(0.40%)安の1016.90ポイントで終了した。


【亜州IR】



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