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27日の中国本土市場概況:上海総合0.2%高で3日ぶり反発、平安保険は続落


27日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比7.20ポイント(0.23%)高の3082.23ポイントと3日ぶりに反発した。上海A株指数も上昇し、7.53ポイント(0.23%)高の3227.92ポイントで取引を終えている。

業績成長が手がかり。主要企業の決算発表が進むなか、好業績を報告した銘柄群が物色された。値ごろ感も着目される。上海総合指数は年初来の安値圏で推移しているだけに、自律反発狙いの買いも入った。米中関係の悪化懸念で売られる場面がみられたものの、指数は引けにかけて再びプラスに転じている。

業種別では、時価総額上位の銀行株と石油株がしっかり。中国建設銀行(601939/SH)が0.9%高、中国工商銀行(601398/SH)が0.8%高、中国石油化工(600028/SH)が2.4%高で引けた。中国建設銀行の1~3月期決算では、純利息収入が2ケタ成長を記録。中国石油化工も増益決算だった。中国工商銀行は本日中に決算報告する予定となっている。バイオ医薬株が急伸。広州白雲山医薬集団(600332/SH)は四半期の9割増益を材料に、値幅制限いっぱいまで上昇した。同業他社株も高い。発電株、証券株、運輸株、自動車株、非鉄株なども買われた。

半面、保険株はさえない。中国平安保険(601318/SH)が3.5%安と続落した。同社に関しては、中国政府が次期トップを任命し、経営を引き継ぐ——とのうわさが昨日から流れている(会社側は否定)。同業各社株も売られた。そのほか食品・飲料株、不動産株なども値を下げている。

一方、外貨建てB株の相場はまちまち。上海B株指数が1.09ポイント(0.34%)高の318.89ポイント、深センB株指数が2.41ポイント(0.22%)安の1077.76ポイントで終了した。

なお本土市場は、あす4月28日から来週5月1日にかけ連休となる。


【亜州IR】




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