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28日の中国本土市場概況:上海総合1.4%安で反落、運輸関連セクターさえない


28日の中国本土マーケットは値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比44.36ポイント(1.40%)安の3122.29ポイントと反落した。上海A株指数も下落し、46.53ポイント(1.40%)安の3269.88ポイントで取引を終えている。上海総合指数は約10カ月ぶりの安値水準に落ち込んだ。

米中「貿易戦争」の懸念がくすぶる。米中の貿易摩擦を巡り、水面下での交渉がスタートするなかにあって、米メディアは「トランプ米政権は、半導体など重要技術・資産に対する中国からの投資を制限する意向」などと報じた。米保護主義の警戒感が再び強まり、中国経済への悪影響も不安視されている。

業種別では、空運や海運、港湾など運輸関連株の下げが目立つ。中国国際航空(601111/SH)が4.2%安、中遠海運特殊運輸(600428/SH)が1.9%安、大連港(601880/SH)が2.3%安で引けた。消費関連株も安い。白物家電最大手の青島海爾(青島ハイアール:600690/SH)が5.2%、白酒(中国の蒸留酒)メーカー最大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が4.6%ずつ値を下げた。株安による運用益の縮小などを警戒し、保険株も売られる。中国平安保険(601318/SH)が4.1%安、中国人寿保険(601628/SH)が2.6%安と値を下げた。資源・素材株、運輸株、自動車株、不動産株、インフラ関連株などもさえない。

外貨建てB株の相場も値下がり。上海B株指数が2.15ポイント(0.66%)安の322.52ポイント、深センB株指数が11.49ポイント(1.00%)安の1132.65ポイントで終了した。

【亜州IR】



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