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27日の中国本土市場概況:上海総合1.1%安で7日ぶり反落、大型銀行株が下げ主導


27日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比37.51ポイント(1.13%)安の3292.07ポイントと7日ぶりに反落した。上海A株指数も下落し、39.31ポイント(1.13%)安の3448.03ポイントで取引を終えた。

国内金利の上昇を警戒。中国人民銀行(中央銀行)が近く、公開市場操作(オペ)の金利水準を引き上げる——との観測が浮上している。中国指標の発表も気がかり。あす28日に公表される今年2月の製造業PMIに関しては、前月から低下すると予想されている。また、上海総合指数は前日まで6日続伸し、約3週ぶりの高値水準を回復していただけに、利食い売りも出やすい状況だ。

時価総額上位の銀行株が下落を主導。中国建設銀行(601939/SH)が3.8%安、中国工商銀行(601398/SH)が3.3%安、中国農業銀行(601288/SH)が2.8%安と急落した。

非鉄や鉄鋼の素材株も下げが目立つ。中国アルミ(チャルコ:2600/HK)がストップ安、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が4.4%安、宝山鋼鉄(600019/SH)が4.5%安で引けた。石油や石炭のエネルギー関連株、不動産株、自動車株なども売られている。

半面、軍需関連株は高い。航空機用機械メーカーの中航機載電子(600372/SH)が値幅制限いっぱいまで買われ、航空用エンジンメーカーの中航動力(600893/SH)が7.3%、レーダーや無線機器の安徽四創電子(600990/SH)が3.3%、航空機メーカーの中航直昇機(600038/SH)が3.1%ずつ上昇した。ITハイテク関連株なども物色されている。

一方、外貨建てB株の相場は値下がり。上海B株指数が2.69ポイント(0.81%)安の328.06ポイント、深センB株指数が3.66ポイント(0.31%)安の1168.04ポイントで終了した。

【亜州IR】




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