22日の中国本土市場概況:上海総合2.2％高で4日続伸、消費セクターに買い

春節（旧正月）連休明け22日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比69.40ポイント（2.17％）高の3268.56ポイントと休場をはさんで4日続伸した。上海A株指数も上昇し、72.80ポイント（2.17％）高の3423.37ポイントで取引を終えた。

連休中の香港株上昇、消費の堅調などを好感。中国商務部は21日、春節連休に当たる15～21日の全国小売売上高が前年同期比10.2％増の9260億人民元（約15兆7200億円）に伸びたと発表した。伸び率は前年から減速したものの、レジャー消費などの好調で売上高は過去最高を更新している。

全業種が上昇。なかでも、消費関連株の上げが目立つ。白酒（中国の蒸留酒）メーカー最大手の貴州茅台酒（貴州マオタイ：600519/SH）が3.3％高、白物家電最大手の青島海爾（青島ハイアール：600690/SH）が3.0％高、スーパーマーケット大手の永輝超市（601933/SH）が2.7％高で引けた。深セン上場の映画関連株もしっかり。映像コンテンツ制作会社の北京光線伝媒（300252/SZ）が4.7％高と買われた。春節期間中の映画興行収入は、中国全体で総額56億8000万人民元（約960億円）に達し、前年同期比70％増と大幅に膨らんだという。

外貨建てB株の相場も続伸。上海B株指数が3.23ポイント（1.00％）高の327.25ポイント、深センB株指数が13.76ポイント（1.19％）高の1167.30ポイントで終了した。

【亜州IR】





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