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22日の中国本土市場概況:上海総合0.4%高で5日続伸、消費関連に買い


週明け22日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比13.50ポイント(0.39%)高の3501.36ポイントと5日続伸した。約2年1カ月ぶりの高値水準に達している。上海A株指数も上昇し、14.18ポイント(0.39%)高の3667.31ポイントで取引を終えた。

景気期待が持続。2017年の国内総生産(GDP)成長率が6.9%で着地し、7年ぶりに前年成長率を上回ったことが引き続き材料視された。中国人民銀行(中央銀行)の資金供給もプラス。人民銀は先週、リバースレポ取引によりネットで5900億人民元の資金を市中に供給した(本日も供給継続)。

業種別では、消費関連の上げが目立つ。白物家電最大手の青島海爾(青島ハイアール:600690/SH)が8.1%高、スーパーマーケット大手の永輝超市(601933/SH)が6.5%高、白酒(中国の蒸留酒)メーカー最大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)は3.1%高で引けた。空運株、自動車株、鉄鋼株、ITハイテク関連株、バイオ医薬関連株なども物色されている。

半面、銀行株はさえない。なかでも、上海浦東発展銀行(浦発銀:600000/SH)が3.6%安と売られた。同行の成都支社が違法な融資を繰り返していた事実などを問題視し、金融当局が4億6200万人民元(約80億円)の罰金を科したことが嫌気された。金融機関におけるコーポレント・ガバナンスの欠如が指摘されるなか、他の銀行株にも売りが広がっている。

一方、外貨建てB株の相場はまちまち。上海B株指数が0.13ポイント(0.04%)安の346.46ポイント、深センB株指数が9.34ポイント(0.77%)高の1219.71ポイントで終了した。

【亜州IR】



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