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11日の香港市場概況:ハンセン0.4%安と反落、香港不動産セクターさえない


11日の香港市場は値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比101.26ポイント(0.36%)安の28389.57ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が7.35ポイント(0.06%)安の11411.41ポイントとそろって反落した。売買代金は1122億6300万香港ドルに拡大している(10日は915億2500万香港ドル)。

香港不動産株の下げが重し。恒基兆業地産(ヘンダーソンランド:12/HK)が4.9%安、長江実業集団(CKアセット・ホールディングス:1113/HK)が1.3%安、新世界発展(ニュー・ワールド・ディベロップメント:17/HK)が1.0%安で引けた。香港の林鄭月娥行政長官がこの日の昼前、施政方針を演説するなか、住宅テコ入れ策の効果に対する見方が交錯した。演説を挟み、株価は一進一退の値動きとなっている。

マカオ・カジノセクターも売られる。金沙中国(サンズ・チャイナ:1928/HK)が2.6%、MGMチャイナHD(2282/HK)が2.0%、銀河娯楽(ギャラクシー・エンターテインメント:27/HK)が1.6%、澳門博彩HD(SJMホールディングス:880/HK)が1.4%ずつ下落した。

一方、他の個別株動向では、ピックアップトラック・SUV生産の長城汽車(2333/HK)が14.4%高と急騰。「長城汽車と中国第一汽車集団は、10月中にも戦略的提携関係を結ぶ見通し」と報じられたことが刺激材料だ。かねてから両社の再編観測が浮上する中で、今回の戦略提携は将来的な合併を視野に入れたものとみる向きもある。

本土マーケットは4日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.16%高の3388.28ポイントで取引を終えた。時価総額上位の金融株がしっかり。消費関連株や医薬関連株、自動車株、発電株、不動産株なども買われた。

【亜州IR】




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