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7日の中国本土市場概況:上海総合0.6%安と5日ぶり反落、素材株に売り


7日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比19.89ポイント(0.59%)安の3365.50ポイントと5日ぶりに反落した。上海A株指数も下落し、20.88ポイント(0.59%)安の3524.57ポイントで取引を終えた。

商品市況安が逆風。この日の上海商品取引所では、鉄筋など主要商品の下げが加速している。高値警戒感も浮上。主要株価指数は6日まで4日続伸し、約1年8カ月ぶりの高値を切り上げていたため、利食い売りが出やすい状況だ。

業種別では、非鉄や鉄鋼の素材株が安い。江西銅業(600362/SH)が3.2%、中国アルミ(601600/SH)が2.8%、宝山鋼鉄(600019/SH)が2.7%ずつ値を下げた。時価総額上位の金融株、エネルギー株もさえない。ゼネコンや発電設備などのインフラ関連株、軍需関連株、空運株なども売られた。

半面、不動産株は上げが目立つ。保利地産(600048/SH)が3.9%高、金地集団(600383/SH)が3.7%高で引けた。自動車株やバイオ医薬関連株などもしっかり。空港運営の銘柄群も物色される。上海浦東国際機場(浦東空港)と上海虹橋国際機場(虹橋空港)を同時に管理・運営する上海機場(600009/SH)が3.7%上昇した。今年7~8月にかけて、国家発展改革委員会は空港4カ所の着工を相次ぎ承認。空運需要の増加に対する期待感が広がった。

外貨建てB株相場は値下がり。上海B株指数が0.40ポイント(0.11%)安の347.44ポイント、深センB株指数が1.66ポイント(0.14%)安の1150.34ポイントで終了した。

【亜州IR】




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