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2日の中国本土市場概況:上海総合0.1%高と反発、自動車株に買い


2日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比2.92ポイント(0.09%)高の3105.54ポイントと反発した。上海A株指数も上昇し、2.99ポイント(0.09%)高の3252.43ポイントで取引を終えている。

証券当局による規制強化が改めて材料視される流れ。当局は先週末、「上場企業の大株主などによる保有株の売却規制を強化する」と発表した。新規株式公開(IPO)の認可ペースが足元で落ちていることとあわせ、需給改善が期待されている。国内金利の上昇基調や、前日発表の景気指標下振れなどが嫌気され安く推移していたものの、指数は中盤から買いの勢いを増した。

業種別では、自動車株の上げが目立つ。広州汽車集団(601238/SH)が3.2%上昇した。中国の交通運輸部などが1日、カーシェア業界のガイドラインを発表したことも手がかり。業界発展による販売増の思惑が広がった。また、中堅メーカーの安徽江淮汽車集団股フン(Jac motors:600418/SH)は、独フォルクスワーゲンと電気自動車で合弁会社を設立する正式契約を1日に締結したことも材料視される。2.2%高で引けた。前場に軟調だったITハイテク関連株は中盤から急伸。金融機関向けソフト開発会社の恒生電子(600570/SH)が3.4%高、電子部品メーカーの環旭電子(601231/SH)が4.6%高と買われた。ゼネコン株や建機株、不動産株なども物色されている。

河北省での「雄安新区」設立に絡み同地や北京、天津などに事業拠点を置く銘柄群も高い。建築材料の北京金隅(601992/SH)が3.1%、送配電機器の保定天威保変電気(600550/SH)が2.9%、インフラ・公共設備運営の北京首創(600008/SH)が2.3%ずつ値上がりした。

外貨建てB株相場も反発。上海B株指数が2.15ポイント(0.68%)高の317.38ポイント、深センB株指数が7.01ポイント(0.65%)高の1079.81ポイントで終了した。

【亜州IR】



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