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31日の中国本土市場概況:上海総合0.2%高と4日続伸、不動産株に買い


休場明け31日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比7.12ポイント(0.23%)高の3117.18ポイントと4日続伸した。上海A株指数も上昇し、7.48ポイント(0.23%)高の3264.54ポイントで取引を終えている。

需給改善の期待で買われる流れ。中国証券監督管理委員会(証監会)は27日、上場企業の大株主などによる保有株の売却規制を強化すると発表した。現地メディアによれば、およそ1兆人民元相当の放出が凍結される可能性があるという。指標上振れも追い風。中国国家統計局と中国物流購入連合会は31日、2017年5月の製造業購買担当者景気指数(PMI)が51.2で推移したと発表している。市場予想(51.0)を上回った形だ。

業種別では、時価総額上位の不動産株が高い。緑地控股(600606/SH)が6.1%、保利地産(600048/SH)が1.3%ずつ上昇した。今週29日までに報告された各社の第1四半期決算では、業界大手を中心とした業績成長が目立っている。「株価指標でみて比較的に割安」とする指摘もあった。インフラ関連株もしっかり。ゼネコンの中国交通建設(601800/SH)が1.4%高、中国建築(601668/SH)が1.3%高で引けた。自動車株や運輸関連株、消費関連株、ITハイテク関連株なども値上がりしている。金融株の一角も堅調だ。

一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が0.13ポイント(0.04%)高の320.96ポイント、深センB株指数が5.38ポイント(0.49%)安の1081.09ポイントで終了した。


【亜州IR】




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