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12日の中国本土市場概況:上海総合0.7%高と続伸、金融株が相場けん引


12日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比22.01ポイント
(0.72%)高の3083.51ポイントと続伸した。上海A株指数も上昇し、23.15ポイント
(0.72%)高の3229.13ポイントで取引を終えている。

中国人民銀行(中央銀行)の資金供給が支援材料。人民銀は12日、金融政策ツールの一種である「中期流動性ファシリティ(MLF)」を通じ、4590億人民元(約7兆5735億円)を市場に供給したと発表した。金融当局が流動性確保に動いたと歓迎されている。政策期待も高まる状況。「一帯一路」(中国が掲げるシルクロード経済圏構想)
に関する初の国際会議は、今月14~15日に開催される。本土景気の先行き不安や、金融当局の監督管理強化などが懸念され小安く寄り付いたものの、指数は上げ幅を徐々に広げた。

時価総額上位の金融株が相場けん引。中国工商銀行(601398/SH)が2.6%、中国人寿保険(601628/SH)が2.7%ずつ値を上げた。バイオ医薬関連株の一角も物色される。
政府(中央と地方)の2017年医療向け予算が1兆4044億人民元となり、医療制度改革前の08年と比べ4.4倍に膨らむと報告されたことが手がかり。康美薬業(600518/SH)が3.9%高、上海復星医薬集団(600196/SH)が3.4%高で引けた。空運株や海運株、自動車株などもしっかり。

北京、天津などに事業拠点を置く銘柄群はそろって続伸。河北省の「雄安新区」設立に絡む期待感が再び広がった。下水処理の天津創業環保集団(600874/SH)がストップ高、インフラ・公共設備運営の北京首創(600008/SH)が5.3%高、送配電機器の保定天威保変電気(600550/SH)が3.2%高と買い進まれた。

一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が0.70ポイント(0.22%)安の321.92ポイント、深センB株指数が6.28ポイント(0.58%)高の1086.11ポイントで終了した。


【亜州IR】


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