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21日の中国本土市場概況:上海総合0.3%高と続伸、中国神華能源は8.3%上昇


21日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比10.80ポイント(0.33%)高の3261.61ポイントと続伸している。上海A株指数も上昇し、11.31ポイント(0.33%)高の3415.28ポイントで取引を終えた。外貨建てB株相場も値上がり。上海B株指数は1.22ポイント(0.35%)高の351.00ポイント、深センB株指数は7.99ポイント(0.70%)高の1155.91ポイントで終了した。

企業決算に対する期待感が相場を支える展開。国有企業傘下の銘柄群が買い進まれる。16年通期の4割増益と特別配当の実施予定などが材料視されるなか、石炭最大手の中国神華能源(601088/SH)は8.3%高と大幅続伸した(前日はストップ高)。発電株も連日で物色される。大唐国際発電(601991/SH)が2.6%高、華能国際電力(600011/SH)が2.2%高で引けた。

ゼネコンなどインフラ関連株も上昇。中国交通建設(601800/SH)が3.8%高、中国鉄建(601186/SH)が3.6%高で引けた。インフラ投資拡大に伴う受注増の思惑が高まっている。発電株や自動車株、運輸関連株、消費関連株なども強含みに推移した。直近で下げの目立っていた不動産株もしっかり。

半面、素材株はさえない。非鉄の江西銅業(600362/SH)が1.5%安、セメントの北京金隅(601992/SH)が1.9%安と下げた。非鉄株については、上海商品取引所の商品急落を嫌気している。金融株の一角も売りに押された。

(亜州IR)



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