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21日の香港市場概況:ハンセン0.8%安と反落、決算下振れでHSBC急落


21日の香港市場は値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比182.45ポイント(0.76%)安の23963.63ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が36.92ポイント(0.35%)安の10408.56ポイントとそろって反落した。売買代金は877億400万香港ドルにやや拡大している(20日は781億600万香港ドル)。

企業業績の動向に警戒感が広がる。主要企業の通期決算報告がスタートするなか、その内容を見極めたいとするスタンスが強まった。本土資金の流入を手がかりに買われたものの、昼に業績発表したHSBC(HSBCホールディングス:5/HK)が5.0%安と急落し、全体相場の重しとなった(前引けでは0.3%安)。HSBCの通期業績は、税引き前利益が前年比62.3%減の71億1200万米ドル(約8080億円)に低迷。市場予想(144億米ドル)を大幅に下回っている。同銘柄は指数寄与度が大きいため、1銘柄でハンセン指数を128ポイント押し下げた。

中国発電セクターも売られる。風力発電で中国最大手の龍源電力集団(916/HK)が3.3%安、火力発電が主力の大唐国際発電(991/HK)が2.2%安、原子力発電で中国最大手の中国広核電力(CGNパワー:1816/HK)が2.1%安で引けた。

一方、中国自動車セクターは続伸。長城汽車(2333/HK)が3.8%、東風汽車集団(489/HK)が2.4%、比亜迪(BYD:1211/HK)が2.0%、広州汽車集団(2238/HK)が1.2%ずつ値を上げた。業界再編の思惑で急伸した前日までの流れが続いている。


【亜州IR】





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