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10日の中国本土市場概況:上海総合0.5%高と3日続伸、インフラ関連の買い続く


10日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比13.52ポイント(0.42%)高の3196.70ポイントと3日続伸した。終値ベースで約2カ月ぶりの高値を切り上げている。上海A株指数も上昇し、14.16ポイント(0.42%)高の3347.39ポイントで取引を終えた。外貨建てB株相場も値上がり。上海B株指数は1.31ポイント(0.39%)高の341.80ポイント、深センB株指数は4.70ポイント(0.42%)高の1111.99ポイントで終了した。

相場の先高観が強まる。主要RQFII(人民元適格海外機関投資家)ファンドの一つ「南方FTSE中国A株50 ETF」について、今週は9日まで4日連続で買い越しの状態が継続した。その規模は5億人民元(約82億円)に過ぎないものの、それ以前は7カ月連続で売り越しが続いていた。中国景気の先行きも楽観。取引時間中に公表された今年1月の貿易統計では、輸出入がそろって上振れたことが明らかにされた。

業種別では、インフラ関連株の上げが目立つ。交通インフラ整備の中国交通建設(601800/SH)が5.4%高、鉄道建設の中国鉄建(601186/SH)が2.8%高とそろって続伸した。中国交通建設は約1年7カ月ぶりの高値で引けている。PPP(官民連携)プロジェクトの拡大や「一帯一路」戦略の推進が追い風。インフラ建設投資が増えるとの期待感が持続した。建材や鉄鋼、非鉄など素材株も急伸する。銀行株や証券株、不動産株、海運株もしっかり。

【亜州IR】



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