21日の中国本土市場概況：上海総合1.1％高と3日ぶり反発、「国有企業改革」に進展期待

21日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比34.55ポイント（1.11％）高の3137.43ポイントと3日ぶりに反発した。上海A株指数も上昇し、36.25ポイント（1.12％）高の3285.04ポイントで取引を終えている。外貨建てB株相場も値上がり。上海B株指数は1.71ポイント（0.50％）高の343.73ポイント、深センB株指数は3.45ポイント（0.31％）高の1128.64ポイントで終了した。

国有企業改革の進展が期待される。国有企業に民間資本などを呼び込む「混合所有制改革」について、中国最大規模の国有石油企業、中国石油天然気集団(CNPC)は原則的に指導意見を受け入れると決定した。先週閉幕した翌年度の経済政策方針を決める「中央経済工作会議」では、国有企業改革の続行が確認されている。

業種別では、石油関連株がしっかり。CNPC傘下の中国石油天然気（601857/SH）が3.9％上昇した。このほか、国有企業改革の関連では空運株が急伸。中国東方航空（600115/SH）がストップ高した。インフラ関連株や素材関連株、ガスや水道の公益株、消費関連株、自動車株、ITハイテク関連株などが幅広く物色されている。

【亜州IR】



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