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恵和 Research Memo(4):強みは、ニッチ分野で高付加価値製品を生み出す仕組み


*11:04JST 恵和 Research Memo(4):強みは、ニッチ分野で高付加価値製品を生み出す仕組み
■強み

恵和<4251>の強みは、主要製品となる光拡散フィルム「オパルス」はもとより、ニッチ分野で高付加価値製品を生み出す仕組み「SLC×UP」に裏付けられた、創業当初から培われてきた技術力である。顧客から直接ニーズや課題を収集し、様々な光学技術を使って製品化を実現する技術力により、差別化が図られている。

(1) S:シーティング(Sheeting)技術
原料の合成樹脂をエクストルーダー(押出機)で加熱溶融しながら押し出し、薄いプラスチックシートに成形する技術であり、様々な特性の樹脂を複合的に組み合わせることで多機能シートを成形できる。ラミネーティング技術やコーティング技術と組み合わせれば、さらなる高精度・多機能化が可能となる。

(2) L:ラミネーティング(Laminating)技術
プラスチックフィルム、紙、合成樹脂等を積層する技術である。基材に加熱溶融させた合成樹脂を直接塗布・接着する押出ラミネートと複数の基材を接着剤で貼るドライラミネートがある。異種の材料の積層により、各々の材料の長所を生かし、短所を補うことで、防湿性・はく離性・耐久性等の様々な機能の付与が可能となる。

(3) C:コーティング(Coating)技術
紙やフィルム等シート状の基材の表面に特殊なコート剤を塗布して乾燥させ、層を創ることで機能を付与する技術である。コート剤の性状等により最適な方式を選択(グラビア方式、ダイメタリング方式など)することで、高硬度・耐擦傷性に加え、光学性能・耐紫外線性・防汚性・印刷適性等の様々な機能の付与が可能となる。

(4) UP:ウルトラプレシジョン(Ultra-precision:高精細対応)技術
紙やフィルム等の基材を極めて精細に加工する技術である。繊細な高機能フィルムなどに極めて高精細な印刷等の加工を施すことで、ディスプレイの表示領域拡大や均一性の向上を可能にする技術であり、高精度な抜き加工により品質の安定化を実現する。

(5) ウルトラプレシジョンマーケティング
ニッチ市場をターゲットに、顧客ニーズを精緻に捉え高付加価値製品を提供する手法である。User Orientedな高付加価値製品の設計・開発・生産を行うとともに、特許やノウハウを活用し協力会社とのアライアンスを構築することで供給体制を維持している。海外を含むマーケターやエンジニアがブランドメーカーから部材メーカーに至るまで直接対面して精緻な情報を収集し、重要地に品質保証センターを設置し、迅速なアフターサービスを提供している。

(執筆:フィスコアナリスト 村瀬 智一)



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