大王製紙:家庭紙と産業用紙の複合で収益基盤を磨く総合製紙メーカー、PBR0.6倍台で推移
同社の強みは、第一に、世界最大級の製紙工場、三島工場の一貫生産体制である。原料調達から製品化までをワンストップで行うことで、納期遵守と品質安定を同時に実現し、新聞用紙・包装用紙・段ボール原紙など幅広い領域で競争優位性を確保している。隣接する国際貿易港は、中国をはじめとするアジア諸国への物流コストに優位性があるほか、三島工場は国内最大の生産量の針葉樹パルプ設備、および国内 2 位の生産量の広葉樹パルプ設備(ともに同社調べ)を併せ持っており、また、臨海立地であることから木材チップ調達コストも優位性がある。第二に、H&PC事業における強固なブランド力である。特に「エリエール」は衛生用紙カテゴリーで国内首位クラスのシェアを持ち、加えてベビーケア、フェミニンケア、ペットケアなど多様な高付加価値商品を展開できる点が差別化要因となっている。第三に、国内外で進める構造改革の進展である。中国事業は少子化の進行に加え、現地メーカーの台頭により競争が激化しており、事業環境の変化を踏まえ、ベビー用紙おむつ製造設備を売却、現在は生産委託体制の下、商品を順次発売し、販売回復に努めている。また、日本の約10倍もの規模を有するフェミニンケア市場でも着実にシェアを高めている。
2026年3月期第2四半期累計の売上高は319,358百万円(前年同期比4.3%減)、営業利益8,559百万円(同130.8%増)で着地した。各事業での取り組みが奏功して増益を実現、期初予想を上回る利益水準を確保した。H&PC国内事業は付加価値商品の拡販、価格改定の取り組みにより営業利益率が改善し、衛生用紙や大人用紙おむつの販売が堅調で想定以上の進捗を示した。H&PC海外事業は構造改革効果が発現して収益性が着実に改善。また、国内の印刷・出版用紙需要の縮小や中国の景気減速によるH&PC海外売上の鈍化があった一方で、いわき大王製紙のボイラー改修完了に伴うエネルギーコストの改善が利益押し上げ要因として寄与し、固定費削減も計画を上回って進んだ。通期は売上高670,000百万円(前期比0.2%増)、営業利益22,000百万円(同124.3%増)を見込んでいる。
市場環境は、国内の紙・板紙市場は、印刷・出版用紙の需要縮小が続き、中長期で成長が見込みにくい環境にある。一方、包装用紙や段ボール原紙はEC需要の拡大を背景に底堅く、数量としては横ばいながらも高品質・高価格帯へのシフトが進んでおり、収益確保が重要なテーマとなっている。また、新聞用紙では丸住製紙の撤退など供給側の淘汰が進み、市場の寡占化により大手メーカーに需要が再配分される動きがみられる。H&PC市場では、国内の家庭紙は成熟しているものの、プレミアム品・長尺ロール・環境配慮製品の需要が一定の伸びを維持しており、さらに大人用紙おむつやペットケア製品といった高成長カテゴリーが市場全体を下支えしている。海外では中国の景気減速により紙おむつは競争が激化している一方、フェミニンケアなど高付加価値製品は需要が堅調で、ブラジルでは衛生用紙の高い成長性が続いている。国内外ともに市場構造が大きく変化しており、付加価値品へのシフトと生産効率化が競争力の鍵となる環境である。
同社は2026年度(中計最終年度)に売上高7,400億円、営業利益300億円の達成を目指している。引き続きH&PC海外事業の構造改革の推進、H&PC国内事業の収益力強化、紙・板紙事業のコストダウン施策の立案/実行に取り組んでいく。実際に、H&PC海外事業の構造改革に目処が立ち、テーマである経営基盤の強化が確実に前進していることから、第5次中期事業計画はここまで順調に進捗しているようだ。
さらに、中長期的には日本を含めたグローバルでの展開、研究開発力やマーケティング力を含む環境変化対応力、地域と共生した廃棄物燃料・木質燃料、変革を実行する人材の確保や育成への投資に力を入れており、2035年の目標は連結売上高1兆2000億円、営業利益率10%を掲げている。H&PCではプレミアム品・長尺ロール・環境配慮型の高付加価値品が市場で存在感を高めており、同社もエリエールブランドを軸に戦略商品の育成を進める方針である。H&PC海外事業でも、トルコ子会社の株式売却と中国工場の一部売却を決定・実行した。国内紙・板紙は大幅成長を見込みにくいが、EC拡大に伴う包装・段ボール原紙の底堅い需要が続く見通しであり、高品質・高価格帯に注力することで利益確保が期待できる。海外はブラジル事業の成長性が高く、フェミニンケアを中心とした高付加価値領域の拡大により収益貢献が高まる見込みである。
株主還元では、2026年3月期の年間配当は14円を計画しており、安定的な株主還元を継続する姿勢を示している。加えて、構造改革と成長投資を並行して進め、中長期的な企業価値向上を重視する方針である。そのほか、株主優待も導入し、100株以上を1年以上継続保有している株主に、同社商品詰め合わせを贈呈している。
総じて、大王製紙の構造改革の進展、H&PC高付加価値商品の拡大、海外事業の黒字化に向けて順調に進んでおり、転換局面に入っている。PBR0.6倍台で推移するなか、次期中計での飛躍に向けた人・組織と財務基盤の強化を最優先事項に置きつつ資本コストを上回る収益性の達成を目指している同社の今後の株価推移に注目しておきたい。
<NH>
【阪神】欠場の佐藤輝明「準備はしてましたけどね」森下翔太は代打出場で状態は「大丈夫」
【ソフトバンク】普段と変わらず「CSと同じ舞台で調整」福岡でどっしりと待ち構えて無傷3連勝
【DeNA】戸柱恭孝「本当にヒロミに尽きる」先発片山皓心を絶賛 好リードで阪神打線封じる
イコラブ9周年コンサートで2万人熱狂「本当に『全ては=LOVE』」来年2月名古屋公演も発表
【DeNA】牧秀悟、2試合連続本塁打でダメ押し「いいところで打てて良かった」
【ソフトバンク】本拠地で盛大にビールかけ 栗原陵矢「あと1つヤマを登りましょう!」」
七瀬つむぎ初の写真集『つむぎ』表紙解禁!ゴスロリや着物、ショートヘア姿など多彩な魅力を収録
【欧州リーグ】「何の成果も得られなかった」途中出場した久保建英のポジション変更に現地紙指摘
ニデック、永守氏ら元役員9人に損害賠償請求へ 取締役会で決定
【データ】DeNA CS突破率94%!新人監督でCS5勝以上は3人目 5連勝した新人監督は初
AIで写真加工できるツール10選!無料範囲と使い方も解説
おすすめPCをご紹介!注目の新製品・キャンペーン情報まとめ【2026秋】
キーワードを見つけて賞品ゲット!冬のプレゼントキャンペーン
「VIVANT」前半で衝撃事実が判明…X動揺「最悪すぎ」「完全に予想外」「ちょっと待って」
Perfumeかしゆか、トレードマークのぱっつん前髪からイメチェンに反響「おでこ!可愛い~」
【解説】日本ハムが日本Sに進出するには5勝が必要 今季から変わったルールとは
「学校の先生」24歳グラドル、ビキニ姿で前かがみ 美バスト強調ショットに「ワーオッ」歓声
「収入少なく」 我が家・杉山さん、ウインナー万引きで書類送検
女性人気ユーチューバーのXに、家族一同名義で「永眠致しました」と報告文掲載 最近心配の声も
簗和生農相「人道上の観点から」シャトルバスでの支援者送迎認める「会場費の一部で計上」
キーワードを見つけて賞品ゲット!冬のプレゼントキャンペーン
ガーシー、錦織圭の元モデル妻の暴露にネット騒然「なんで結婚したんだろ?」
モラタメにて「2024年台湾東部沖地震救援金」を受付中
【高梨沙羅】まるで別人?白いビーチでのプライベートショットを公開
「まさか近所の方が…」 ノーベル賞に硤合さん、埼玉で喜びの声
大沢あかね「マジで芸能界から嫌われてる」芸人を実名告白「女性タレントの中では1位」
生成AIとは?仕組みや種類をはじめての人向けに解説
おすすめPCをご紹介!注目の新製品・キャンペーン情報まとめ【2026秋】
【2026年最新】パソコンの高騰はなぜ起きた?原因・今後の予測・安く買う方法を解説
大村知事「来てほしくなかった」 食事への不満投稿のタイ代表に

中越パルプ工業:紙・パルプ製造事業が中核、PBR0.4倍台かつ配当利回り4%超え
日本製紙:総合バイオマス企業、生活関連事業の拡大で再成長狙う、PBR0.3倍台で推移
KPPグループホールディングス:紙流通からグローバルサステナブル商社へ進化
ナカバヤシ:「収益力の強化」に重点置く、PBR1倍割れかつ配当利回り4%超え
中本パックス:環境対応と多角展開で持続成長を目指す包装メーカー
レンゴー---段ボールの最大手、PBR0.7倍台かつ配当利回り2.6%水準
藤倉コンポジット:複合化技術で豊かな暮らしを支える、まずはPBR1倍割れ改善を目指す
ソマール:高機能樹脂生産などメーカー機能を持った化学専門商社、PBR0.5倍台で推移
三菱瓦斯化学:半導体製造工程で欠かせない企業、ICT3事業に注力してPBR1倍割れ改善へ
太洋テクノレックス:精密加工技術を核にFPCと産機が牽引、事業ポートフォリオ変革が進行