ダイト:原薬の製造販売から製剤を行う医薬品メーカー、PBR0.7倍で推移
競合環境を見れば、国内の原薬メーカーは小規模企業が多く、同社ように製剤まで一貫して担える体制を持つ企業は限られている。海外に目を向けると、中国やインドの低コスト製品との競合は避けられないが、同社は米国cGMPや欧州EU-GMPなど国際的な品質基準に適合した製造体制を整えており、品質面での差別化を図っている。加えて、日本と中国の両拠点でGMPに準拠した生産を行う「日中連携」モデルにより、コストと品質を両立しながらグローバル展開を進めている。この一貫体制は、原薬と製剤のどちらに問題が生じたかを迅速に切り分けられる点でも評価され、顧客からの信頼性向上につながっている。競争が激化するジェネリック市場において、単なる低価格ではなく「安定供給力」と「品質保証力」を軸に差別化を進めている点が、同社の競合優位性である。
2025年5月期の売上高は50,643百万円(前期比8.0%増)、営業利益2,619百万円(同32.7%減)と増収減益着地となった。原薬・製剤の堅調な需要があげられる。原薬は、製品は新製品の発売や既存品の市場拡大に伴い堅調に推移、商品はインバウンド需要等により好調に推移した。また、製剤は、取引契約条件変更による一括納品の影響により商品が好調に推移した。一方、減益要因としては、製品ミックス悪化による粗利率低下、棚卸資産評価減や減価償却費の増加などが挙げられる。こうした中でも、営業キャッシュフローは5,897百万円と大幅に改善し、財務体質は健全性を維持した。
今期2026年5月期の業績予想は、売上高52,500百万円(前期比3.7%増)、営業利益3,000百万円(同14.5%増)と増収増益を見込む。原薬は、製品が堅調に推移、商品が引き続き好調に推移するほか、製剤は前期反動により商品が大きく減少するも、自社品Gxが好調に推移する見込みとなる。前期まで3期連続減益だったが、今期は新工場の本格稼働や中国事業の寄与、コスト削減効果を背景に反転を目指す計画となっている。
市場環境に目を向けると、ジェネリック医薬品は国策として置換率が9割近くに達しており、市場の拡大余地は限定的となっている。国内の品質不正問題や薬価引き下げなどの逆風も存在するが、安定供給に対する評価が高まる流れは同社に有利に働いている。実際に、業界全体では長期収載品からジェネリックへの移行が続き、製販統合を含む業界再編も進んでいる。さらに、オーファンドラッグ(希少疾病用医薬品)の開発や受託製造へのニーズ拡大も新たな機会を生み出している。海外では中国を中心に生産能力の拡充を進めており、地政学的リスクについては一定の考慮を行いながらも、医薬品は比較的規制対象外となる場合が多く、影響は小さい。
今後の見通しとして、中期経営計画「DTP2027」では27年5月期の売上高560 億円、EBITDA100億円を掲げている。今期会社計画に対してやや高めの目標だが、中国ビジネスの収益貢献、第十製剤棟の増産効果、各種効率化などを通して達成を図っていく。また、既存のジェネリック事業の収益基盤を強化すると同時に、オーファンドラッグのCDMO(医薬品製造受託)事業や新技術の導入、海外展開も成長ドライバーと位置付ける。中国子会社を通じた現地製造拡充や、米国向け製品のFDA査察対応など、グローバル対応力を強化している点も注目される。もっとも、オーファンドラッグ事業は短期的な収益インパクトは限定的であり、利益への寄与は中長期的に顕在化する見通しだが、「日中連携モデル」をさらに深化させ、原薬と製剤の一貫生産体制を武器に、国内外での存在感を高めていく方針である。
さらに注目したい点は、「新・コンソーシアム構想」の実現となる。企業間のコンソーシアムや企業統合などの取り組みにより、参画企業の合意形成を前提に企業として最適化を図り、バリューチェーンの強靭化を図っていく。具体的には、品目単位の製造所集約、品目の承継による売上拡大・屋号の統一などを行い、各社の企業風土を基盤に安定供給と品質管理を徹底して参画企業の拡大を目指す。同社とMeiji Seika ファルマ株式会社、日本ケミファ株式会社含めてすでに7社が参画しており、今後の参画企業の増加には注目しておきたい。そのほか、同社は完全子会社であった大和薬品工業との2025年6月1日付合併完了により、ONE Daito による効率的な原薬から製剤までの一気通貫生産を開始している。
株主還元については、中期経営計画 DTP2027の3年間で計50億円以上を謳っており、高品質な医薬品の安定供給体制の維持と持続的な成長に必要な投資を確保しつつ、安定的且つ積極的な還元を実施していく。配当方針では、累進配当を掲げ、2025年5月期の年間配当は1株当たり70円と前期比10円増配。2026年5月期は1株40円(前期比5円増)の予想だが、これは1対2の株式分割の影響を含むもので、実質増配となる。また、自社株買いにも積極的で、2024年5月期には計11億円、2025年5月期は約6.2億円の自己株式の取得・償却を実施しており、今後も株価推移を見ながら機動的な自己株式の取得を行える体制を整備していくようだ。さらに、2025年7月には株主優待制度を導入し、健康食品の割引購入が可能となる仕組みを整えた。製薬会社である同社が商品企画し、健康食品メーカーが製造する健康食品の6割引券を、100株以上かつ半年以上継続保有で1個、500株以上かつ半年以上継続して5個贈呈する。各種還元施策をもって、株式の流動性向上と個人投資家層の拡大を図る。PBRは0.7倍台と1倍割れとなる中、安定したキャッシュフローを創出している同社の持続的な成長は想定しやすい。まずはPBR1倍達成に向けて今後の動向に注目しておきたい。
<FA>
静岡朝日テレビ白木愛奈アナ、プライベート感あふれる休日ニットコーデに反響「プリンプリン」
高市首相、危機管理力欠如指摘され「公用スマホを24時間常にそばに」野党「そんな話じゃない」
チェジュ航空、日本12都市発の特価運賃セール開催 日韓線が片道総額12,030円から
ジミー大西が暴露 美女グループが次々泣き出した“壮絶現場”「ジミーちゃんのせいだ!って」
武田真一「文明への信頼を覆すようなとんでもないことが…」相次ぐ個人情報漏えいに
緊急地震速報を取り消し 北海道から東海地方の広範囲 気象庁
田口壮氏 大谷翔平の3ランは「インパクトあった」意地の活躍も「追加点がほしかった」貧打嘆く
大谷翔平、一打逆転7回の好機で三振 負ければ終わりのドジャース崖っぷち リード許して終盤へ
ドジャース同点に追いつかれる 大谷翔平3ランなどでリードも「恐怖心を与えていく攻撃は見事」
38歳グラドル、がん闘病中の父を支える生活明かす「公にお話しすることもできませんでした」
AIで写真加工できるツール10選!無料範囲と使い方も解説
おすすめPCをご紹介!注目の新製品・キャンペーン情報まとめ【2026秋】
「VIVANT」前半で衝撃事実が判明…X動揺「最悪すぎ」「完全に予想外」「ちょっと待って」
キーワードを見つけて賞品ゲット!冬のプレゼントキャンペーン
Perfumeかしゆか、トレードマークのぱっつん前髪からイメチェンに反響「おでこ!可愛い~」
【解説】日本ハムが日本Sに進出するには5勝が必要 今季から変わったルールとは
「学校の先生」24歳グラドル、ビキニ姿で前かがみ 美バスト強調ショットに「ワーオッ」歓声
「収入少なく」 我が家・杉山さん、ウインナー万引きで書類送検
女性人気ユーチューバーのXに、家族一同名義で「永眠致しました」と報告文掲載 最近心配の声も
簗和生農相「人道上の観点から」シャトルバスでの支援者送迎認める「会場費の一部で計上」
キーワードを見つけて賞品ゲット!冬のプレゼントキャンペーン
ガーシー、錦織圭の元モデル妻の暴露にネット騒然「なんで結婚したんだろ?」
モラタメにて「2024年台湾東部沖地震救援金」を受付中
【高梨沙羅】まるで別人?白いビーチでのプライベートショットを公開
「まさか近所の方が…」 ノーベル賞に硤合さん、埼玉で喜びの声
大沢あかね「マジで芸能界から嫌われてる」芸人を実名告白「女性タレントの中では1位」
生成AIとは?仕組みや種類をはじめての人向けに解説
おすすめPCをご紹介!注目の新製品・キャンペーン情報まとめ【2026秋】
【2026年最新】パソコンの高騰はなぜ起きた?原因・今後の予測・安く買う方法を解説
大村知事「来てほしくなかった」 食事への不満投稿のタイ代表に

コーア商事HD Research Memo(1):2025年6月期は、大幅増益で過去最高を更新
東邦ホールディングス:医薬品等の卸売事業が中核、業績好調ななか株価は上場来高値更新
三菱瓦斯化学:半導体製造工程で欠かせない企業、ICT3事業に注力してPBR1倍割れ改善へ
ソマール:高機能樹脂生産などメーカー機能を持った化学専門商社、PBR0.5倍台で推移
三京化成:1946年創業の化学品取扱主体の商社、PBR0.4倍台かつ配当利回り2.5%超え
室町ケミカル Research Memo(8):事業再構築と成長基盤固めに取り組む「中期経営計画2028」を発表(3)
三和油化工業:10月に年初来高値更新、PBR1倍到達・中計達成で株価は6割高
AFC-HDアムスライフサイエンス:健康食品のOEM中心、PBR0.8倍台かつ配当利回り3.9%
朝日印刷:医薬品包材の安定供給を支える包装インフラ企業、PBR0.5倍台かつ配当利回り4%超え
石原産業:農薬が利益を牽引して無機化学は構造改革局面、PBR1倍前後かつ配当利回り3.9%前後で推移