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Tria、Web3の「現実世界」実装へ:自己保有とUXの壁を打ち破る挑戦【フィスコ・マーケットレポーター】


仮想通貨市場で注目されるプロジェクトTriaが、日本を含むグローバル展開を目指している。Triaは「ガスレス・シードレス」かつ多チェーン対応のUXを開発し、Visaと提携したクレジットカードを通じて暗号資産の実利用を促進。共同創設者ヴィジット・カッタ氏は、過去に医薬業界やWeb3スタートアップ投資の経験を持ち、Triaの起業を主導。提携パートナーのサイード・アル・ダルマキ氏はMENA地域の市場展開を支援する。両者はそれぞれの戦略的知見を活用し、Web3を意識させない利便性を提供。特に日本におけるテクノロジーと金融の融合に期待を寄せ、日本市場での成長を見据えている。

*18:00JST Tria、Web3の「現実世界」実装へ:自己保有とUXの壁を打ち破る挑戦【フィスコ・マーケットレポーター】 以下は、フィスコ・マーケットレポーターのタマラ・ソイキナ(X@web3tama / 以下、タ)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

最近、日本の仮想通貨(暗号資産)取引所では、海外の革新的なWeb3プロジェクトが相次いで上場する事例が増えてきました。このインタビューシリーズでは、まだ日本では知られていないながらも、グローバルで注目を集めるプロジェクトの創設者にフォーカスを当てていきます。

今回は、Web3の複雑性を根本から見直し、「ガスレス・シードレス・自己保有」のUXを実現するTriaにインタビューを行いました。Tria共同創設者のヴィジット・カッタ氏(以下、ヴィ)と、Sheesha Finance 創業者 兼CEO、Alphabit Fund 共同創業者、Triaに非業務執行取締役として参画されるサイード・ハレビ・アル・ダルマキ氏(以下、サ)に、Triaの構想、提携の経緯、日本市場への期待について伺いました。

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※2025年6月4日に執筆

タ「まず初めに、お二方の自己紹介とこれまでのキャリアについて教えていただけますか。」

ヴィ「こんにちは、Triaの共同創設者ヴィジット・カッタです。私はもともとGSKやアストラゼネカで1.5億ドル超の資産ポートフォリオを運用していましたが、その後INSEADでMBAを取得し、オーストリアでヘルステック企業を立ち上げました。その後、Polygonに参加してアクセラレータープログラムを創設し、Web3スタートアップへの投資を主導しました。Triaは、私が支援していた初期プロジェクトの1つで、創業者のパルスを指導していくうちに共同創業に至りました。Triaでは、ガス不要・シードフレーズ不要・複数チェーン対応といったUXを実現し、Visaと連携したクレジットカードにより、暗号資産をリアルに“使える”体験へと変革しています。」

サ「私はサイード・アル・ダルマキ、Sheesha Financeの創業者兼CEOであり、Alphabit Fundの共同創設者でもあります。以前はアブダビ投資庁で8年間勤務し、1兆ドル規模の資産管理に携わっていました。2016年以降はフルタイムでWeb3業界に関与し、インフラ、DeFi、規制投資領域で多数のプロジェクトに関わっています。Triaとは早い段階から交流があり、彼らが実際に社会的課題を解決しようとしている点に共感して、非業務執行取締役として参画しました。」

タ「この提携に至った経緯について教えていただけますか。」

ヴィ「私とサイードは共通の友人の紹介で知り合いました。最初の会話から、彼がただの投資家ではなく、戦略的思考を持ち合わせたパートナーであることが伝わってきました。その後1年に渡って、開発進捗やマイルストーンを定期的に共有しながら信頼関係を構築しました。最終的には、MENA市場での展開を見据えて正式な提携を決断しました。」

サ「Triaは、他のプロジェクトとは違いました。静かに成果を積み上げ、製品を実装し、明確なロードマップを着実にこなしていました。私は慎重に独自のデューデリジェンスを行い、自信を持って関わる決断をしました。」

タ「このパートナーシップがTriaにどのような影響を与えると期待していますか?」

ヴィ「サイードは、MENA地域における信頼、ネットワーク、戦略的知見を持っています。我々は今、APAC(日本、韓国、東南アジア)、LATAM、湾岸諸国での展開を加速しています。単なる市場進出ではなく、実際の連携と価値創出に焦点を当てた展開です。」

サ「TriaはWeb3インフラとして実際に機能しており、私の役割はそれを地域に合わせてスケールさせることです。価値あるプロジェクトだからこそ、私も支援しています。」

タ「Triaは“現実世界で使えるWeb3”を掲げていますが、具体的にはどのようなUXなのでしょうか?」

ヴィ「Triaでは、Web3の複雑性をユーザーに見せません。1クリックのソーシャルログイン、ガス不要、シードフレーズ不要で、複数チェーンをまたいだ送金、トークン交換、ATM出金などが一つの自己保有型ウォレットで可能です。ネオバンクのような直感的な体験で、ユーザーはWeb3の存在を意識することなく利用できます。」

タ「日本市場について、どのような可能性を見出していますか?」

サ「日本はテクノロジーと金融の先進国であり、規制環境が明確である一方、UXの壁によって導入が進みにくいという側面もあります。Triaはそのギャップを埋め、信頼性と使いやすさを両立させたプロダクトを提供できます。日本はTriaにとって非常に戦略的な市場になり得ると考えています。」

タ「最後に、日本の読者や開発者にメッセージがあればお願いします。」

ヴィ「Triaはすでに日本での展開を始めています。ゆっくり、しかし着実にユーザー理解と規制理解を進めています。Web3を誰にでも使える体験へと変えるため、日本のパートナー企業や開発者の皆様と、ぜひ連携できればと思っています。」

タ「貴重なお話をありがとうございました。Triaの今後の展開を楽しみにしています。」

以上

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