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レンティア Research Memo(4):レンタル、ICT、スペースデザイン、物販の4セグメントで事業展開(2)


コーユーレンティアは4つのセグメント(レンタル、ICT、スペースデザイン、物販)で事業を展開しています。競合には日建リース工業やデザインアークがあり、それぞれ建設用機材やオフィスレンタル市場で競っています。オフィス向けレンタル市場は購入が主流であるものの、成長が期待されています。ICT市場でも多くの競合と対峙しつつ成長の余地があります。 同社の強みとしては、60%の資材を独自に企画し、安価で安定供給する調達力や、豊富なメンテナンス部門による高品質維持が挙げられます。また、独自のシステムで約100万点の商品を管理し、戦略商品に注力しています。全国28の営業拠点と11の物流拠点で迅速な対応が可能です。

*16:04JST レンティア Research Memo(4):レンタル、ICT、スペースデザイン、物販の4セグメントで事業展開(2) ■コーユーレンティア<7081>の事業概要

2. 主な競合企業
主力の建設向けレンタル、イベント向けレンタルの市場では、主に日建リース工業(株)、(株)デザインアーク(大和ハウス工業<1925>の子会社)と競合するが、同社がFF&Eのレンタルに特化しているのに対して、特に日建リース工業は建設用軽量仮設機材やユニットハウスなどの比較的大型資材のレンタルも行っているのが大きな違いだ。

オフィス向けレンタル市場では、日建リース工業やデザインアークに加え、新興の(株)オフィスバスターズや(株)クラスなど競合が増えている。この市場では、依然としてレンタルではなく利用者が購入するケースが多いが、この点を裏返して考えれば、将来的にオフィス向けレンタル市場はさらに伸びる可能性がある。

またICT市場でも、メーカーを筆頭に、オリックス・レンテック(株)、パシフィックネット<3021>、横河レンタ・リース(株)などと競合するが、この分野もメーカーの比率が相応に高いことから成長の余地はありそうだ。

スペースデザイン市場は参入企業も多いが、主にマンションデベロッパー系の企業と競合する。同社は独立系であり、企画・デザイン・設計から施工まで一気通貫で行えるのが特色だ。

3. 特色、強み
(1) 調達力
調達する資材の約60%は、同社が独自に企画して協力メーカーへ設計・製造を発注する商品である。これによって、多くの部品を共有化し再利用できるため、単価を下げると同時に商品の安定供給につながっている。

(2) 高品質
グループ会社に洗浄、塗装、リペアなど多彩なメンテナンス部門を有しており、レンタルから戻った商品でも常に高品質を維持している。レンタルから戻った商品を即座に洗浄・修理することで、再レンタルまでの期間短縮が可能であり、高い稼働率を維持できる要因でもある。

(3) 商品力
同社は約2,000アイテム、約100万点超の商品を保有しているが、これを可能にしているのが自社開発した独自のシステムだ。直近は戦略商品(高付加価値商品)の調達を増やし、他社との差別化となっていると言う。

(4) 全国展開
同社は北海道から沖縄まで全国に28の営業拠点、11の物流拠点を有している。顧客が「欲しい時に欲しい物を何処でもいつでも」レンタルできる体制を整えており、多くの顧客から信頼を得ている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

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