はてな Research Memo(3):GigaViewerなどテクノロジーソリューションサービスが2ケタ増と好調持続
はてなのテクノロジーソリューションサービスは、GigaViewerの成功を背景に売上が前年同期比34.1%増の1,469百万円と大きく伸び、過去最高を記録しました。特に、「少年ジャンプ+」での「GigaViewer」の搭載開始と、そのレベニューシェアが売上増の主因です。「GigaViewer」は新規採用媒体にも拡大し、17社25媒体に展開されています。 一方、SaaS事業の「Mackerel」は若干の減少を見せ、前年同期比4.2%減の362百万円となりましたが、新機能導入により顧客単価が上昇し、売上の回復傾向が見えています。 はてなはさらに、AIを活用した発話分析ソリューションである「toitta」の正式版をリリースし、ARR1億円を目指して営業体制を強化。また、ブロックチェーン領域での新しい試みにも注力しており、JOCチェーンのバリデータ活動で新たな収益源を模索しています。
2. サービス別売上動向
(1) テクノロジーソリューションサービス
テクノロジーソリューションサービスの売上高は前年同期比34.1%増の1,469百万円と2ケタ増収ペースが続き、半期ベースで過去最高を更新した。受託開発・保守運用サービスが同54.3%増の1,106百万円と大きく伸長したことが主因だ。一方、SaaSビジネスとなるサーバー監視サービス「Mackerel」は同4.2%減の362百万円と微減傾向が続いた。
受託開発・保守運用サービスの増収要因の大半は、2024年3月末に「GigaViewer」の搭載を開始した大型マンガアプリ「少年ジャンプ+」の運用料やレベニューシェア(広告・課金収益等)によるものと見られる。「GigaViewer」は、そのほかにも新たにWeb版「Seasons」((株)文藝春秋)に搭載されたほか、搭載済み媒体のうち「webアクション」((株)双葉社)や「コミック アース・スター」((株)アース・スター エンターテイメント)の2媒体において新たにマネタイズ支援機能である「ストア機能」の提供を開始した。中間期末時点における「GigaViewer」の搭載媒体は17社25媒体(うち、2件はアプリ版)となった。また、任天堂<7974>のソフト『スプラトゥーン3』のゲーム連動サービスである「イカリング3」の継続的機能拡充など、「GigaViewer」以外の受託開発案件についても納品及び検収が完了し、売上増に貢献した。
一方、「Mackerel」についてはAWS利用顧客に対する認知度が向上し、新規顧客の獲得が進んだものの、主要顧客向けの売上が監視対象サーバー台数の減少により落ち込んだこと(顧客企業が提供するサービスの規模縮小による)やオンラインマーケティングも不調だったことが減収要因となった。四半期ベースで見ると2023年7月期第2四半期の200百万円をピークに2025年7月期第1四半期は178百万円まで減少してきたが、第2四半期は184百万円と8四半期ぶりに前四半期比で増収に転じた。2024年11月にソフトウェアの状況等を把握するためのオープンソースによる標準規格「Open Telemetry※」に対応したメトリック機能の正式版をリリースしたのを機に料金体系を見直し、顧客当たり平均売上単価が約4%上昇したことが増収要因となった。この効果を除けば前四半期比で横ばい水準であり、売上高については下げ止まったものと思われる。
※ ソフトウェアのテレメトリーデータ(トレース、メトリック、ログ)を収集し、監視と分析のために遠隔地に送信するための標準化ツールで、2021年にVer1.0が公開された。「Mackerel」において、従来は独自規格であったため容易に導入できなかった企業に対しても、標準規格に対応することで導入が進みやすくなる効果が期待される。
(2) コンテンツマーケティングサービス
コンテンツマーケティングサービスの売上高は前年同期比4.2%減の325百万円となった、売上高の内訳を見ると、システム構築・利用料や記事制作支援等が含まれるSaaS等が同1.1%増の231百万円と3期ぶりに増収に転じた一方で、広告売上が同15.2%減の93百万円と減収傾向が続いた。
「はてなブログMedia」の新規開設件数が12件、解約件数が5件となり中間期末の運用件数は前期末比7件増の149件となった。マーケティング目的のメディア開設のほか、コーポレートサイト開設を目的とした利用も始まり、運用件数の増加につながった。1件当たりの平均月次売上高は前年同期の390千円から374千円と4.1%低下したものの、前下期の350千円を底にして上昇に転じた。記事制作などの追加発注の多かったメディアの運用が再開されたことや、購買などにつながりやすい直接的な事業貢献を主眼に置く記事の開発に取り組んだことが要因として挙げられる。
2024年7月末にβ版を公開した、AIを活用した発話分析ソリューションサービス「toitta」は同年10月に正式版をリリースし、順調な立ち上がりを見せている。「toitta」は主にリサーチ・マーケティング部門を顧客ターゲットとしたサービスで、ユーザーインタビューの録画・音声データをAIで処理し、データ分析しやすい形に整えるツールである。インタビュー内容の書き起こし作業をAIで自動化するサービスは他にもあるが、同社サービスの特徴はインタビュー内容から分析する際のデータとして扱える「キーワード」を自動生成し、親和図法※などの下準備が必要な質的分析を実施できる点にある。従来は取材記録を基に数日かけて行っていた分析・レポート作成業務が短時間で可能となるほか、質的向上にもつながるサービスとして顧客から高い評価を受けている。導入先は調査会社やインターネット関連会社に留まらず、メーカーやコンサルティング会社など多岐に広がっている。このため、同社は営業体制を強化してARR1億円の早期達成を目指している。
※ 親和図法とは、ある課題に対する事実・意見・発想を言語データに変換し、言語データ同士の「親和性」を見つけて統合図を作っていく手法。
(3) コンテンツプラットフォームサービス
コンテンツプラットフォームサービスの売上高は前年同期比10.1%減の167百万円と減収基調が続いた。「はてなブログ」の登録ユーザー数は同38万人増の1,268万人と堅調に増加し、PV数も前年同期並みの水準を維持したものの、各種SNSの普及によりアドネットワーク広告単価の下落傾向が続いている影響で、広告収入が同13.4%減の91百万円となったほか、有料課金サービス「はてなブログPro」の契約件数減少によりSaaS等の売上も同5.8%減の76百万円と低迷した。なお、ブログの書き手を増やす施策として、2023年6月より、記事の有料販売機能※を全ユーザーで利用可能としたほか、同年12月には生成AI技術を活用して、本文の内容を基に記事タイトルを作成・提案する「AIタイトルアシスト」をリリースした。いずれも売上面で顕著な効果は出ていないものの、利用者数は着実に増加しているようだ。
※ codoc(株)が提供するコンテンツ販売サービス「codoc」とアカウント連携することで、記事の単体販売及び月額・年額のサブスクリプションメニューの販売が可能となった。販売手数料15%を同社とcodocでレベニューシェアする。月額500~1,000円程度のサブスクリプション販売が特に伸びているようだ。
(4) その他サービス
同社はブロックチェーン技術を用いたWeb3領域への展開を図るべく、2024年10月に日本ブロックチェーン基盤が運営・管理するパブリックチェーン「JOC」にバリデータとして参画した。「JOC」のバリデータは2024年10月時点で同社を含めて13社・団体あり、最終的に21社・団体となる予定だ。これら企業・団体とともに、ブロックチェーン・インフラの構築に貢献していくとともに、「JOC」を活用した社会課題解決につながるWeb3サービスの検討を進めていく。「JOC」は同年12月にInitial Exchange Offering※1を果たし、同社もバリデ―ション業務を開始、その対価としてJOCトークン※2を1百万円獲得、売上に計上した。今後も毎月、JOCトークンを得る予定だ。
※1 国内の法規制に則って暗号資産取引所が主体となってプロジェクト審査を行い、暗号資産の公募売出し・流通を行う仕組みのこと。
※2 ブロックチェーン技術を利用して発行された暗号資産のこと。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<HN>
プロ志望届提出者の掲載始まる 沖縄尚学・末吉良丞、九州国際大付の牟礼翔ら高校18名、大学4名
【日本ハム】“モイネロキラー”今川優馬が4号ソロ 内角高め変化球を左翼側ブルペンへ
【中日】いきなり初回にチャンステーマ「やるなぁ、応援団」10勝目をかけ大野雄大が先発
「りくりゅうペアや星野真里さんを不快に感じている方々へ」54歳タレントが呼び掛け
厄よけや五穀豊穣の願い込め 愛媛・宇和島で伝統の「花踊り」
【巨人】井上温大2日DeNA戦の先発回避、感染症特例で登録抹消 西舘勇陽が急きょ代役
田嶋幸三氏、サッカー殿堂100人目「もし褒めてもらえるとしたら…」回想したのは30年以上前
「まことおにいさん」母校・順大の特任助教に就任「こどもたちの未来につながる研究に取り組む」
【阪神】苦しむ高橋遥人に異例シーン 動揺隠せず投手の打順途中で投手コーチ駆けつける
【阪神】森下翔太がもう復帰 佐々木朗希162キロでも折れない骨に改めて驚き「材質は何?」
モラタメにて「2024年台湾東部沖地震救援金」を受付中
キーワードを見つけて賞品ゲット!冬のプレゼントキャンペーン
近藤真彦、田原俊彦との“不仲説”を直撃質問され回答「だって…」
伊達みきお「脳梗塞」コンビのTVレギュラー8本、29日生ラジオ、放送界は対応追われる
【全文】西野亮廣、先輩芸人への「訴訟予告通知」発表 法的措置を検討「私に対し激しい暴力を」
【高梨沙羅】まるで別人?白いビーチでのプライベートショットを公開
「りくりゅうペアや星野真里さんを不快に感じている方々へ」54歳タレントが呼び掛け
安住紳一郎アナ「私も張り倒したい」衝動に駆られる出来事を告白「横でそういう会話聞いたら…」
佐藤沙織里都議が辞職表明、YouTubeで 25年6月に初当選
「まるで海のよう」 一変した富山・氷見の景色 大雨特別警報
鈴木宗男氏、駐露大使を批判 プーチン氏の北方領土訪問巡り
星組トップ暁千星 暁ラーマが主人公として帰ってくる 瑠風ビームに「同期ならではの安心感」
【広島】バッテリー乱れ6回に3失点…捕逸の石原貴規「ボクが捕れなかっただけ」松本竜也も猛省
“9頭身美ボディー”斎藤恭代「着てます。たぶん。」ボディーあらわ投稿に「安心できない」
【甲子園】横浜ラストミーティングで小野舜友主将が流した涙…12月の主将クビ宣告から建て直し
【甲子園】智弁和歌山 決勝戦を前に中谷仁監督「智弁和歌山らしく、打ち勝ちたい」
久保建英、今季開幕戦に先発も見せ場作れず Rソシエダード、ベティスに0-1黒星スタート
【甲子園】日南学園・谷口銀次郎 横浜・織田との対戦で芽生えた決意 母の教え守り聖地帰還誓う
【広島】2試合連続&今季14度目ゼロ封負け 8月ビジター6戦全敗&41イニングゼロ行進
【中日】細川成也4年連続20号「先制点を取りたかった」ドーム開場97年以降、球団史上4人目

はてな Research Memo(1):2025年7月期業績は再上方修正余地あり
はてな Research Memo(1):出版社の協働パートナーとして電子コミック市場の拡大に取り組む
はてな---1Qテクノロジーソリューションサービスにおける売上成長のための体制拡充を継続
はてな Research Memo(1):「GigaViewer」関連がけん引し、2027年7月期より業績は再成長期入り
はてな---3Qマンガビューワ「GigaViewer」のソリューションは高評価を獲得
はてな---2Q減収なるも、マンガビューワ「GigaViewer」搭載の案件は拡大
はてな Research Memo(2):2025年7月期中間期はアプリ版「少年ジャンプ+」関連が貢献し大幅増収増益に
はてな---25年7月期は2ケタ増収・大幅な増益、テクノロジーソリューションサービスの売上高が順調に推移
はてな---事業計画及び成長可能性に関する説明資料
はてな Research Memo(4):2025年7月期は「GigaViewer」の大型案件の通期寄与で大幅増収増益に