アーレスティ Research Memo(1):電動車向け部品中心の事業ポートフォリオへの着実なシフトにより成長確保へ
アーレスティはアルミダイカストのリーディングカンパニーであり、電動車向け部品に重点を置いた戦略的シフトを進めています。2025年3月期の中間期業績では微増収減益となり、特にアルミ地金の価格上昇と米国工場での生産性低下が影響しましたが、円安の恩恵で売上は増加しました。通期では、国内需要の回復とインド工場での生産増加により増収増益の見込みです。長期的には「2040年ビジョン」や「10年ビジネスプラン」を通じて成長を目指し、持続可能な未来に貢献することを掲げています。特にCO2削減や多様性の推進を含む具体的な数値目標を設定し、持続可能な成長を図っています。
アーレスティ<5852>は、国内11拠点に加えて海外5ヶ国、8拠点でグローバル展開するアルミダイカスト(以下「ダイカスト」)専業のリーディングカンパニーである。Research、Service、Technologyの追求と統合によって豊かな社会の実現を目指すことを企業理念として掲げ、それぞれの頭文字RST(アール・エス・ティー)を続けて読んだ社名を冠する。主力となる自動車向けのダイカスト製品のほか、ダイカスト用金型・周辺機器、アルミニウム二次合金地金、フリーアクセスフロアなどを製造・販売する。地金製造をはじめ、製品設計から金型製作、鋳造、機械加工とグループ内で一気通貫の生産体制を整え、図面1つで世界の各工場での同一製品の生産・供給を可能にする「ワンプリントマルチロケーション」を強みとし、自動車の電動化・軽量化に伴うダイカスト需要の増加に応え成長を目指す。
1. 2025年3月期中間期の業績概要
2025年3月期第2四半期(以下、中間期)の連結業績は、売上高78,195百万円(前年同期比0.6%増)、営業損失253百万円(前年同期は601百万円の利益)、経常損失536百万円(前年同期は938百万円の利益)、親会社株主に帰属する中間純損失2,696百万円(前年同期は900百万円の利益)と微増収減益となった。国内自動主生産の落ち込みなどにより受注量が前年同期を3%程度下回ったが、売上高は円安の影響などで前年同期を上回った。受注量の減少に対して固定費などの圧縮や価格是正にも継続的に取り組んだが、原料となるアルミ地金価格の高騰による調達コストの増加、米国工場での生産性悪化などにより営業損失を計上した。そのほか、営業外費用に円高進行による外貨建て債権・債務の評価替えに伴う為替差損308百万円、特別損失に国内・中国で実施した人員規模適正化に伴う特別退職金など1,005百万円を計上したほか、メキシコ工場の為替相場の変動により繰延税金資産の取り崩しによる費用を法人税等調整額に約7億円計上したため、親会社株主に帰属する中間純損失が大幅に膨らんだ。
2. 2025年3月期の業績見通し
2025年3月期通期の連結業績は、売上高160,200百万円(前期比1.2%増)、営業利益3,050百万円(同33.1%増)、経常利益2,860百万円(同11.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益100百万円(前期は7,699百万円の損失)と増収、増益を見込むが、期初計画の各段階利益を引き下げた。売上高は、国内の需要が回復基調にあること、インドの生産が順調に伸びる見込みであり、期初計画を0.8%引き上げた。損益面では、国内工場において、原価低減活動や販売価格への適正な価格転嫁活動の推進、並びに国内・中国工場での固定費削減、米国、インドにおける生産安定化などにより下期での回復を見込むが、上期の損失があるため期初計画には及ばない見通しだ。また、上期に中国のダイカスト工場の分工場を売却し売却益約7億円を特別利益に計上するなどして、当期純利益を確保する見込みだ。
3. 「2040年ビジョン」「10年ビジネスプラン」と2224中期経営計画
同社は2038年に創業100周年を迎えるが、100年を超えてさらなる発展・成長する企業となるために、2040年に向けた同社グループの進むべき方向として「2040年ビジョン」を定め、「期待を超える2040」を目指して「軽量化で地球の未来に貢献する」「Ahrestyで良かった!を実現する」「技術探求を続け、唯一を生み出す」ことを「ありたい姿」として掲げた。加えて、2022年6月にビジョンを実現するために2022年度より2030年度を目標とする長期経営計画「10年ビジネスプラン」を策定し、2030年度の具体的な数値目標を設定した。2030年度の売上高1,800億円※、営業利益率6%を目標に、固定費削減、原価低減、投資効率化の観点から各施策に取り組み、配当性向を35%以上とする収益目標のほか、電動車売上比率55%、車体系製品売上高40億円、CO2排出量50%削減(2013年度比)、国内女性従業員比率20%以上、国内女性管理職比率10%以上のほか経営幹部の性別・国籍・職歴・年齢などのダイバーシティ推進を目標として掲げている。
※ ビジョン策定時は1,600億円を目標としていたが、2224中期経営計画策定時の為替レート、地金価格に補正。
同社では、現在その「10年ビジネスプラン」の最初のマイルストーンとなる2224中期経営計画(2022~2024年度)を推進している。自動車の電動化の加速やカーボンニュートラルなどの外部環境変化を踏まえ、「低コストで生産性の高いものづくりの確立」「CO2排出量削減活動の推進」「電動車向け部品中心の事業ポートフォリオへの着実なシフト」などを戦略の柱に据え、売上高の確保、生産性の向上、稼ぐ力の強化に取り組んでいる。2023年5月には「10年ビジネスプラン」の財務戦略を策定し、公表済の収益目標に加え、自己資本比率40%以上、配当性向35%、設備投資1,400億円、ROE9%達成を期間中における財務戦略の4本柱として掲げている。
■Key Points
・2025年3月期中間期はアルミ地金の高騰、海外工場の生産性悪化などで営業損失計上
・2025年3月期は国内需要の回復、海外工場の生産安定化により増収増益、各段階とも黒字化見込み
・電動車向け部品中心の事業ポートフォリオへの着実なシフトにより成長確保へ
(執筆:フィスコ客員アナリスト 松本章弘)
<HN>
GACKT、大物俳優が「読めよ!」と“異常な圧”で著書送ってきたことを実名告白
32歳女優“デコ出し”浴衣が圧巻「優勝」「最高だろ」「花火どうでもいい」テレ東特番でX騒然
熊本県天草の海にホイミスライム出現!?目撃情報にSNS騒然
ひろゆき氏「文系の害はこういう所にもある」“陰謀論”にハマりやすい人について私見
三谷幸喜氏、松本潤に「申し訳ないなって」NHK大河の“初出演”めぐりおわび
マリナーズ・ローリーが両リーグ40号1番乗り、2位ジャッジに3本差 ナは大谷翔平がトップ
【高校野球】金沢は14年ぶり甲子園にあと1歩 終盤3点守れず「小松大谷は絶対に…」/石川
<1分で解説>自民の茂木氏、石破首相に「スリーアウトチェンジ」
加藤浩次、妻に浮気を疑われた出来事を告白「何も悪いことしてないんだけど、ドキっとする」
【高校野球】大阪桐蔭が今夏初のビハインド 東大阪大柏原との決勝2回に森陽樹が先制許す/大阪
平子理沙、すっぴん自撮りに疑問の声が続出「加工フィルター使ってる」
女性の心肺蘇生した男性教授に「胸触った」と非難の声 車いすアイドル憂う「日本以外でも…」
ユーチューバーもこう氏、元彼女・成海瑠奈について赤裸々告白
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
中川杏奈「くびれ凄く綺麗」三角白ビキニ姿公開「色っぽい」自身も納得ボディー「さらに神化」
【ネタバレ?】史実で見るキングダムの今後の展開まとめ〜中華統一までの全体像
中山麻聖、母の中山麻理さんが亡くなったことを発表「家族に見守られ、穏やかに旅立ちました」
井上咲楽衝撃経験、友達から菌が感染「本当にうつっちゃって」専門医警告「治ったと思っても…」
月亭方正、関係を切られた後輩芸人を告発 自身を追い越して多忙になり「嫉妬の嵐ですよ」
石破首相、退陣へ 8月末までに表明 参院選総括踏まえ
平子理沙、すっぴん自撮りに疑問の声が続出「加工フィルター使ってる」
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
ガーシー、みちょぱ反論に対抗で大倉士門の再暴露を投下「士門クズ過ぎる」
再婚した旦那に不倫されてしまった飯島直子(51)衝撃的過ぎる黒歴史が発覚する事態に
【ネタバレ?】史実で見るキングダムの今後の展開まとめ〜中華統一までの全体像
ゲーミングPCを買う場所は店舗購入とネット通販どっちがおすすめ?
ユーチューバーもこう氏、元彼女・成海瑠奈について赤裸々告白
遠野なぎこさん死去 朝ドラ「すずらん」ヒロイン、バラエティーでも活躍 最近は摂食障害など告白
女性の心肺蘇生した男性教授に「胸触った」と非難の声 車いすアイドル憂う「日本以外でも…」
【おすすめアニメ50選】完結済み!定番から最新作まで!

アーレスティ Research Memo(9):車体軽量化、CO2排出量削減、循環型社会の形成に貢献する(2)
アーレスティ Research Memo(7):2025年3月期中間期は営業損失計上(2)
アーレスティ Research Memo(8):車体軽量化、CO2排出量削減、循環型社会の形成に貢献する(1)
アーレスティ---25年3月期増収・経常利益まで増益、ダイカスト事業日本・アジアの利益が好調に推移
アーレスティ---2Qは売上高横ばいなるも、「ダイカスト事業 アジア」が増収・黒字転換
アーレスティ Research Memo(2):グローバル展開する自動車部品向けダイカストのリーディングカンパニー
アーレスティ Research Memo(10):車体軽量化、CO2排出量削減、循環型社会の形成に貢献する(3)
アーレスティ---3Q売上高微増、ダイカスト事業 アジアでは売上高・利益ともに増加
アーレスティ Research Memo(3):品質と安定生産に裏打ちされた信頼と安心をグローバルで提供する(1)
アーレスティ Research Memo(4):品質と安定生産に裏打ちされた信頼と安心をグローバルで提供する(2)