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新興市場銘柄ダイジェスト:QPS研究所は大幅に反発、オンコリスがストップ高


新興市場では、複数の銘柄が注目されています。シャノンはTOB終了を受けて大幅反落し、材料出尽くし感から売りが先行しました。一方、オンコリスはストップ高を記録し、米臨床腫瘍学会でのポジティブな研究結果が好材料視されました。QPS研究所も大幅に反発し、トランプ元大統領の火星計画に関連した買いが入りました。リプロセルはNTTドコモ子会社と提携し、郵送検査キット「ウェルミル」をECサイトで販売することを発表しました。ラストワンマイルは、主要KPIの改善を受けて続伸しています。また、セキュアはクラウド型防犯サービスの販売を開始し、東京都の補助方針を活かして大幅に反発しています。

*15:38JST 新興市場銘柄ダイジェスト:QPS研究所は大幅に反発、オンコリスがストップ高 <3976> シャノン  470  -31
大幅に3日ぶり反落。イノベーション<3970>による株式公開買い付け(TOB)が20日で終了したと発表している。TOB価格は1株につき650円だった。TOBの結果、異動後のイノベーションの議決権所有割合は56.71%となる。異動予定日は24日。シャノンの上場は維持される予定で、両社は国内マーケティングオートメーション市場での協業を促進する。TOB終了を受け、材料出尽くし感から売りが先行しているようだ。

<4588> オンコリス  608  +100
ストップ高。米臨床腫瘍学会(ASCO)が実施する消化器がんシンポジウムでメモリアル・スローン・ケタリングがんセンターのジェフリー・クー氏が発表する研究結果の要旨が明らかになり、買い材料視されている。要旨では、オンコリスバイオファーマのパイプライン「OBP-301」(がんウイルス療法テロメライシン)について「OBP-301+CRT(化学放射線療法)は安全であり、予備的cCR(臨床的な完全奏効)率は良好である」などと評価されている。

<5595> QPS研究所  940  +97
大幅に反発。トランプ米大統領が就任初日に「我々は米国宇宙飛行士を火星に送り、星条旗を掲げる」と表明したことを受け、宇宙関連銘柄に買いが集まっている。大統領選でトランプ氏を支援した米実業家イーロン・マスク氏は、火星への有人飛行を念頭に宇宙船開発を進めており、同氏の意向が反映されたのではないかとの報道も出ている。QPS研究所のほか、Synspective<290a>やアストロスケールホールディングス<186a>も高い。

<4978> リプロセル  107  +4
大幅高。NTT<9432>傘下のNTTドコモ(東京都千代田区)の完全子会社ミナカラ(東京都渋谷区)とリプロセルの郵送検査キット「ウェルミル」の基本売買契約書を締結し、オンラインヘルスケアサービスの連携で業務提携すると発表している。ミナカラが運営するECサイトでウェルミルを「ミナカラ オンライン検査」として販売する。ウェルミルは、女性ホルモンや男性ホルモン、ストレスホルモンなどを郵送で簡単に確認できる検査キット。

<9252> ラストワンマイル  2911  +136
大幅に続伸。主要KPIである24年12月のサービス種別ストック型売上が5.51億円(前月5.17億円)に増加したと発表している。内訳は、電気1.01億円(同0.80億円)、宅配水1.37億円(同1.40億円)、インターネット2.28億円(同2.17億円)、その他0.80億円(同0.74億円)。主要KPIの結果が好感されていることに加え、14日に直近高値(2900円)を記録した後は値を下げていたことから、押し目買いも入っているようだ。

<4264> セキュア  1799  +100
大幅に反発。クラウド型の監視・録画サービス「SECURE VS Cloud」の販売を開始したと発表している。闇バイトによる強盗事件が相次いでいることを受け、東京都が各家庭が防犯カメラやカメラ付きインターフォンなどの防犯機器を購入する際の費用を補助する方針を明らかにしたことから、一般家庭にも導入しやすい費用とした。店舗やオフィス、倉庫などビジネスシーンでの活用も想定しているという。 <ST>
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