日本電技 Research Memo(3):環境好転で空調計装の新設工事の好調が続く
日本電技は、アフターコロナの時代に入り、空調計装関連事業の新設工事が好調を維持しています。2025年3月期第2四半期の業績では、受注高が前年同期比12.6%増と好調な一方で、売上高は3.8%減少しましたが、営業利益は採算改善の影響で32.6%増となりました。これは、都市再開発や半導体工場、データセンターへの投資が活発であるためです。既設工事も、省エネニーズによる需要増が寄与しています。DX推進室を設置して業務効率化を図る一方、人手不足対策に取り組んでいます。今後も不採算工事の発生が抑えられる見通しです。
1. 事業環境
2023年5月に新型コロナウイルス感染症が感染症法上5類に位置付けられるなどアフターコロナの時代に入った現在、新型コロナウイルス感染症拡大(以下、コロナ禍)以前の経済状態に戻ってきたようだ。このため空調計装関連事業の新設工事の事業環境が短期的に好転したわけだが、官公庁案件も堅調で、加えて中期的に全国的な広がりを見せる都市再開発や国内生産へとシフトする半導体工場、AIやクラウド向けに需要が拡大するデータセンターなどの案件の好調が続き、長期的にも案件の長期化や大型化が見込まれている。既設工事も、中長期的に想定された更新需要が動き出したことに加え、脱炭素社会の実現に向けた省エネニーズなどに伴う改修案件が増加している。産業システム関連事業も、ターゲットである食品工場や製薬工場の人手不足に伴う自動化や、スマートファクトリー実現に向けた製造設備改修・システム更新に対するニーズが広がっている。しかし、既設工事と産業システム関連事業は、想定以上に好調な空調計装の新設工事に向けて人員支援をしているため、需要に比べてやや勢いを欠いた展開となっている。
空調計装の新設工事中心に採算が大きく改善
2. 2025年3月期第2四半期の業績動向
2025年3月期第2四半期の受注高は25,417百万円(前年同期比12.6%増)、売上高は14,987百万円(同3.8%減)、営業利益は2,318百万円(同32.6%増)、経常利益は2,409百万円(同32.1%増)、親会社株主に帰属する中間純利益は1,646百万円(同33.3%増)となった。売上高は新設工事で前年同期に大型の首都圏再開発物件の完成が複数あったため、営業利益は採算改善を背景に想定以上の伸びとなった。
日本経済は、世界的な金融引き締めによる海外景気の減速や物価上昇など不透明な状況が続いているものの、コロナ禍からの経済社会活動の正常化が進み、緩やかな回復基調で推移した。建設業界においては、公共投資で関連予算の執行もあり底堅い推移が続き、民間設備投資でも特に半導体工場関連投資や情報化投資、脱炭素に向けた環境対応投資などを中心に大きく持ち直す動きが見られた。
同社の受注状況は、新設工事は半導体などの工場が好調を継続、都市再開発案件も地方を含めて大型の案件の盛り上がりが見えてきた状況である。また、既設工事は省エネやCO2排出量削減効果を目的とした改修が堅調で、物件も大型化してきている。そのような環境のなかで、大型工事の施工が可能な業者は同社を含め限られるため、より採算が良く、長年収益が積み上がるストックとなる既設工事につながる新設工事を、戦略的に選別受注する状況となっている。一方、人繰りについては、「2024年問題※」への対応を既に完了したものの、新設工事では既設工事や産業システム関連事業から人員支援を受けても残業規制後の遵守ベースで見ればフル稼働状態にある。こうした状況への対策として、DX推進室を設置して業務の効率化と生産性の向上を推進するとともに、さらなる人手不足対策に着手した。
※ 「働き方改革関連法」によって様々な業種で常態化した長時間勤務などの労働環境を改善する動きだが、一方で中長期的に人手不足が懸念されるという問題。
このように繁忙状態のなか、空調計装関連事業新設工事を中心に受注は順調に積み上がる一方、売上高は、前年同期に大型の首都圏再開発物件の完成が複数あったため減収となった。利益については、特に売上総利益率は、原材料価格の高騰、待遇改善などによる労務コストや外注費の増加の一方、選別受注が進んだこと及び高採算工事が増えたことで大きく改善した。足元の事業環境から、かつて時折発生していた不採算工事・低採算工事もなく、こうした高採算の状況はしばらく続きそうだ。販管費は、DXの進展や現場事務所(サテライトオフィス)の活用などにより業務の効率化を進めたが、人手不足対策としてベースアップなど待遇改善や新卒採用など人員増を進めたため人件費の増加が先行した。営業利益については、売上高が減少し販管費が増加したが、売上総利益率の改善により想定以上の大幅な伸びとなった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
<HN>
純烈「3人でやっていきます」全国ツアー初日で宣言「戻れるとしたら辞めていった4人だけ」
日テレ「月曜から夜ふかし」 放送倫理違反の疑いでBPO審議入り
中国パビリオン付近でドローン 操縦男性2人、中国籍の万博関係者か
【オリックス】4試合ぶり勝利!田嶋大樹が5回無失点で今季1勝 杉本裕太郎は2号ソロ
【巨人】戸郷翔征、自己ワースト10失点で4回途中KO「ほんとに全て直さないといけない」
「名探偵コナン」最大の謎、蘭姉ちゃんのあの角の正体がついに判明
【日本ハム】今季初のサヨナラ勝ちで4連勝 延長12回に郡司裕也がサヨナラ本塁打
【阪神】下肢故障の熊谷敬宥がキャンプ以来の試合復帰 2軍戦で三塁守備につく
初心者にもオススメ「THE PROTEIN」から新フレーバーが3種登場
【30周年】今年は何が違う?「サッポロ 冬物語」限定発売!
多部未華子(30)結婚の裏事情あまりにも恐ろしすぎると話題に!
広末涼子容疑者は奈良から車で移動中だった「なかなか厳しいのでは」識者が疑問呈す
広末涼子容疑者の元夫キャンドル・ジュン氏が繰り返した語った言葉「心が…」がネットで再注目
自称広末涼子容疑者逮捕「涙出てくる。悔しい」“本物”は全国TVで社長の苦悩語ったばかり
広末涼子容疑者の逮捕は“異例”弁護士見解に小説家の医師「我々はサンドバッグじゃなくて人間」
広末涼子容疑者 事件当時、受け答え難しい状況 看護師への傷害容疑
「普通は逮捕される事案ではない」広末涼子容疑者現行犯逮捕の“異例さ”背景を著名弁護士が解説
石橋貴明のがん公表動画“削除”にネット困惑「どういうこと?病気嘘だったってこと?」
広末涼子容疑者の医療従事者暴行 木下博勝氏も被害明かす「幸いにも大怪我では無かったので…」
サンド富澤たけし、漫才中に観客がゾロゾロと途中離席「帰るんですか?!」驚きのその理由とは?
多部未華子(30)結婚の裏事情あまりにも恐ろしすぎると話題に!
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
【おすすめアニメ50選】完結済み!定番から最新作まで!
小澤征悦と再婚した桑子真帆アナ(34)黒い過去が流出、衝撃の過去にネット騒然
中居正広氏、14年前に脳科学者が「女性におぼれて芸能界追放」と“予言” X騒然「すごい」
「中居正広」Xトレンド入り、第三者委員会の調査報告書にツッコミ殺到「こりゃ酷い」の声
楽しんご、銭湯での男性へのわいせつ行為で逮捕された中孝介容疑者に“8文字”でずばり私見
広末涼子容疑者は奈良から車で移動中だった「なかなか厳しいのでは」識者が疑問呈す
広末涼子容疑者の元夫キャンドル・ジュン氏が繰り返した語った言葉「心が…」がネットで再注目
【ネタバレ?】史実で見るキングダムの今後の展開まとめ〜中華統一までの全体像

日本電技 Research Memo(5):第2四半期の業績好調などから通期業績予想を上方修正
日本電技 Research Memo(4):新設はもちろん、既設や産業システムでも受注増へ
日本電技---3Q増収・2ケタ増益、空調計装関連事業が売上高・利益ともに順調に推移
日本電技---2Qも2ケタ増益、通期連結業績予想の上方修正に加えて期末配当金の増配を発表
日本電技---業績予想及び配当予想の修正(増配)
新日本空調---3Q完成工事高、営業利益、経常利益において過去最高を更新
日本エアーテック---24年12月期は2ケタ増益、営業利益が10億円・経常利益が15億円の大台に到達
日本電技 Research Memo(6):「ND For The Next 2030」「第1フェーズ」は好調に推移
日本電技---中期経営計画(財務目標)および長期経営指針(業績目標)を見直し
日本システム技術:複数事業を展開する独立系IT企業、業績好調で株価も長期的に上昇