エレマテック Research Memo(3):多数の商材・取引先を生かして安定成長を実現。高付加価値型ビジネスを推進
エレマテックは、多数の商材と取引先を持ち、安定的な成長を遂げているエレクトロニクス商社です。同社は、7,000社の仕入先と6,000社の販売先を有し、特定の企業や製品に依存しない、多様な取り扱い商材でリスクを分散しています。さらに提案力や製造能力を併せ持ち、自社工場や委託先で製造したカスタマイズ品を提供するなど、他社との差別化を図っています。独自の収益構造を持ち、“勝ち馬に乗る”体質で成長分野への迅速な対応を可能にしており、自動車関連や海外市場の成長にも期待が寄せられます。
2. 特長と強み
(1) 豊富な商材と盤石な顧客基盤
同社の特長としてまず挙げられるのは、多数の取引先と商材を抱える点だ。仕入先は約7,000社(メーカー)にのぼり、一方で約6,000社の販売先(ユーザー)に対して、電子材料や電子部品を中心とする多様な商材の取引を行っている。個別の仕入先及び販売先は開示されていないが、主な販売先上位10社が売上収益の約40%(2024年3月期)を占める。仕入先や販売先、取扱商品の分散によって、特定の顧客や製品の動向に大きく左右されにくい安定した成長が可能となっている。
(2) 提案力と製造能力(拠点)
多数の顧客を抱えていることから、同社は顧客から多くの要望を受ける。その一方で、長年にわたり多くの商材を取り扱ってきたことから、多数の商材の特色・特性を知り尽くしており、これらの知識と過去のノウハウを組み合わせることで、顧客の要望に応えている。顧客のニーズを先読みして、自ら提案する力を有していることが、「受け身」(Passive)の事業展開だけでなく、「能動的」(Active)な事業展開を行える同社の強みである。
さらに同社の場合、製造部門(国内1工場、海外2工場、多数の製造委託先)を有しているため、単に部材を販売するだけでなく、顧客の要望に応じてモジュール品やカスタマイズ品、半製品も提供できる。ある意味で、顧客にとっては「便利で都合の良いベンダー」であり、この事実によって、多くの顧客が同社とのビジネスを長年継続しているとも言え、この点も同社の強みだろう。
(3) 立体的な収益構造
一般的なエレクトロニクス商社の場合、収益拡大のためには顧客(X軸)と商材(Y軸)が重要な要素であり、平面的な収益構造になっている。同社の場合は、これに加えて企画(提案)・製造・品質管理などの第3軸(Z軸)の要素も持つことで、収益構造が立体的になっていると言える。
特に近年は単なる商社機能だけでなく企画力・提案力も強めており、Z軸方向が高く(厚く)なってきている。一般的な建物に喩えれば、高いビルほど強く崩れにくい構造であることと同様で、同社の収益構造は強く、簡単には崩れないと言える。このように立体的な収益構造を有している点も同社の特色であり強みである。
3. 主なサービス・機能
同社は、最適な部材の供給、信用供与・ファイナンス、納期・在庫の管理といったエレクトロニクス商社としてのベーシックなサービス・機能だけでなく、企画開発・設計、製造サービスなど、より高度で付加価値の高いサービス・機能も提供している。同社では特色として以下のような5つのサービス・機能を掲げているが、こうした機能があるからこそ、多様な商材をビジネスにつなげ、業績に落とし込めていると言える。
(1) 企画開発・設計
営業部門・開発部・技術部が連携し、新しいパーツやユニットを企画開発・設計する。
(2) 調達代行サービス
顧客が求める品質・コスト・納期に最適な部材の調達を代行する。
(3) 製造サービス
自社工場や国内外の優良な外部委託を活用し、カスタマイズ品・モジュール品、完成品(ODM)を提供する。
(4) 品質・環境マネジメント
高品質な商材を届けるために、高度な品質管理体制を確立している。
(5) 海外ネットワーク
ワールドワイドなネットワークを使って、スムーズなグローバル物流を実現している。
同社は、単純な商社機能に付加価値の高いサービス・機能を加えることで相対的に高い売上総利益率を維持している。今後も5つのサービス・機能の活用により、同社の売上総利益率はさらに向上していくことが期待できる。
「成長分野に乗れる体質」で収益成長を維持
4. 長期業績推移
同社の長期的な業績推移を振り返ると、浮沈の激しいエレクトロニクス業界に身を置きながら、経済サイクルや製品サイクルなどの波を乗り越えて安定成長を果たしてきたと言える。2000年代初めは携帯電話関連で伸長し、FPC(プリント配線板)の部材や基板実装、光学フィルムなどが主要な商材だった。これらの製品により、2008年3月期に売上高は初めて1,000億円を超えた。その後、テレビの地上波デジタル放送への移行などもあって液晶テレビ関連の部材が大きなビジネスとなった。また、2010年以降はスマートフォンやタブレットが急成長し、同社はそこに各種フィルム類やガラス類などを販売してリーマンショックからの迅速な回復と、連続で最高益の更新を達成し、2016年3月期には売上高は初めて2,000億円超となった。ここ数年はスマートフォン市場の成熟化により業績の踊り場を迎えた形となっているが、ODM製品としてドライブレコーダーを販売するなど企画力・提案力の強化により成長を維持しており、2023年3月期には過去最高の売上高2,397億円を達成した。さらに同社にとって次の成長市場は自動車関連と海外に移行しつつある。多数の取引先と多様な商材を有するだけでなく、提案力・製造能力も持っている同社の商機が一段と拡大すると期待される。
このように同社は、その時々の市場や状況に応じて適切な部品や製品を提供することで成長を維持してきた。これは「機を見るに敏な戦略」とも言えるが、実際は「勝ち馬に乗れる体質」が同社の強みであり特色であると弊社では見ている。同社は、幅広い顧客基盤、多くの商材、加えて開発力を備えているからこそ「成長分野に乗れる体質」、言い換えれば「勝ち馬に乗れる体質」であるから持続的な成長ができるのであって、どの企業でも可能なことではない。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
<HN>
長嶋一茂が激怒「いいかげんにしろよ」収録中のマネジャーの行動に かまいたちも続く
娘殺した同級生は自殺… 真相知れなかった母が伝えたい「命の重み」
「弱さ出た」慶大、手痛いミスで早大に連敗 2季連続5位「勝ちきれなかったことに尽きる」監督
【清水】乾貴士が古巣C大阪の香川真司と初対戦 盟友の後半途中からの出場に「おせーよ」
【巨人】戸郷翔征6回途中1失点粘投も2勝目ならず「あれだけヒット打たれればしんどい」反省
【浦和】2得点のグスタフソンも「ファンタスティック」クラブW杯へコレオで壮行セレモニー
【湘南】代表初選出の鈴木淳之介「漠然とした夢が現実に」1年前からは「想像できない」
【阪神】近本光司1000安打まであと「5」5打席目でダメ押し三塁打「交流戦もいい流れで」
長嶋一茂「マージン決めておこう先に」お金の話にツッコミ「畑から出ていって」
ヒカル「親にもまだ言ってない。関係すらない」進撃のノア「ドッキリだと」2人で結婚経緯明かす
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
8人組アイドルのメンバーに「信頼を著しく損なう行為が確認され」脱退表明/運営&本人発表全文
独立したキンタロー。多額のギャラ未払い告白 金額明かしスタジオ騒然「えー!」
小泉農相「おわびする」 農水省職員の備蓄米巡る不適切発言に
ヒカル、浮気相手とのLINE流出にドン引きの声「キモすぎる」「吐きそう」
増田恵子、ピンク・レディーの月給“具体額”を告白 勝俣州和「え!?」と驚き
指原莉乃激怒「空港で泣き散らかしました」 彼氏と「私のお金」で旅行中の出来事明かす
ヒカルと結婚「進撃のノア」とは 「裕福で厳格な家庭育ち」「年収2億」「英語堪能で知的客」
飯島直子「私もこっちの人と再婚しようかな」酒の席でポロリ
多部未華子(30)結婚の裏事情あまりにも恐ろしすぎると話題に!
父が再婚の丸山隆平(36)現在の家族関係がとんでもないことになっていたと話題に
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
後藤真希、“衝撃を受けたアイドル”を聞かれズバリ実名告白「誰もが衝撃を受けたと思う」
多部未華子(30)結婚の裏事情あまりにも恐ろしすぎると話題に!
小泉進次郎農相、就任一夜明け「コメ5キロ2990円」記事ポスト「仕事はやっ!」ツッコミ多数
ガーシー、佐野ひなこの暴露を示唆でネット騒然「ファンだったのに」
【おすすめアニメ50選】完結済み!定番から最新作まで!
浜崎あゆみ、バスト丸見えの投稿にネット騒然「巨乳すぎて不自然」
ヒカル、浮気相手とのLINE流出にドン引きの声「キモすぎる」「吐きそう」
「名探偵コナン」最大の謎、蘭姉ちゃんのあの角の正体がついに判明

エレマテック Research Memo(2):電子材料を得意とし国内外に73拠点を擁するエレクトロニクス商社
エレマテック Research Memo(7):中期経営戦略を展開中。重点市場深耕に加え、資本コストを意識した経営を推進
エレマテック Research Memo(4):2025年3月期第2四半期の営業活動に係る利益は前年同期比で微減
エレマテック Research Memo(6):2025年3月期は営業活動に係る利益は前期比3.3%増を見込む
エレマテック Research Memo(5):手元資金344億円、親会社所有者帰属持分比率は61.0%と財務基盤は安定
エレマテック---2Q減収なるも、利益率の改善により売上総利益は増加
オーウエル:工業用塗料販売で国内トップクラス、業績の底堅い成長が続く
ジェネパ Research Memo(3):自社運営の通販サイト「リコメン堂」を運営するECマーケティング事業が主力事業
ジェネパ Research Memo(4):商品の販売を最適化するマーケティング手法「EPO」
エコム:製造工程におけるCO2削減に向けた設備や改造工事の需要は引き続き高い