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True Data---2Q各段階利益が黒字化、安定的な収益の積み上げと原価率の高い案件の見直しを推進


True Dataは2025年3月期第2四半期の決算で、営業利益と経常利益が黒字転換した。売上高は前年同期比で2.3%減少したが、利益面では改善が見られる。主力サービスである「イーグルアイ」や「ショッピングスキャン」に加え、大手小売業から受注したAIを含む大型案件の導入準備が進んでいる。これらは月次課金型のビジネスモデルにより安定した収益を生み出している。また原価率の高い案件の見直しも進めており、中期的にはプラスの影響が期待されている。年間業績予想では、売上高と利益の大幅な増加が見込まれている。

*11:21JST True Data---2Q各段階利益が黒字化、安定的な収益の積み上げと原価率の高い案件の見直しを推進 True Data<4416>は12日、2025年3月期第2四半期(24年4月-9月)決算を発表した。売上高が前年同期比2.3%減の7.67億円、営業利益が0.38億円(前年同期は0.19億円の損失)、経常利益が0.38億円(同0.20億円の損失)、中間純利益が0.06億円(同0.22億円の損失)となった。

同社は、全国に広がるドラッグストアやスーパーマーケット等の小売店における消費者購買ビッグデータを、小売企業や消費財メーカーがマーケティングに活用するためのソリューションの提供を主力事業としている。同社の事業領域はビッグデータを用いた社会構造変革や企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)というメガトレンドの追い風を受け、中長期的な成長が見込まれている。同社もこのような追い風を受けつつ、小売企業や消費財メーカーの顧客企業の開拓・深耕が進み、成長トレンドが継続している。

中間会計期間においては、消費財メーカー向け主力サービスである「イーグルアイ」の成長を継続。小売業向けサービスである「ショッピングスキャン」に関しても、新規取引先開拓のための取組みを進めた。これらの主力サービスは、クラウド上のサービス提供に対して月次課金型の使用料を受け取るビジネスモデルであり、ベースとなるストック型の安定的な収益を確保できるものとなっている。受注した取引先へのサービス導入を実施し、新たな取引先の受注を複数社獲得した。大手小売業等から受注しているAIを含む大型案件はサービス導入までに一定期間を要することから、売上への貢献は今期第4四半期以降から開始となる見通し。また、このように安定的な収益につながる売上を積み上げる一方で、並行して原価率の高い案件の見直しを推進した。この取り組みにより、当中間会計期間において売上高は減収となったものの、中期的にはプラスの影響が出ていくと見ている。

2025年3月期通期の業績予想については、売上高は前期比12.4%増の17.91億円、営業利益は同56.4%増の1.00億円、経常利益は同57.6%増の0.98億円、当期純利益は同46.5%増の0.87億円とする期初計画を据え置いている。

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