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新興市場銘柄ダイジェスト:クラウドWは大幅に続伸、フルッタが年初来高値


本日の新興市場の注目株として、ステムリムが特許登録により大幅反発し、同社が開発したHMGB1ペプチド医薬が炎症性腸疾患における治療薬開発の可能性が評価されています。JIG-SAWは第3四半期累計の営業利益が前年同期比で減少し、市場は先行投資による減益を警戒しています。クラウドWは株主優待制度を拡充したことで株価が続伸。年初来高値をつけたフルッタは「アサイーボウル」が新語・流行語大賞の候補に選ばれたことが材料視されています。リボミックも軟骨無形成症の治療薬臨床試験で好結果を示し株価が上昇。Finatextは新しいネット取引サービスを発表し反発しています。

*16:13JST 新興市場銘柄ダイジェスト:クラウドWは大幅に続伸、フルッタが年初来高値 <4599> ステムリム 366 +11
大幅に5日ぶり反発。塩野義製薬<4507>へ導出済みの再生誘導医薬開発候補品レダセムチド(HMGB1)から創製したペプチド医薬の用途特許について、日本で特許が登録されることになったと発表している。炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)の治療薬開発の可能性を担保する特許。レダセムチドは、炎症性腸疾患の動物モデルで体重減少を抑制する効果や炎症を抑制する効果などが示されているという。

<3914> JIG-SAW 3820 -325
大幅に反落。24年12月期第3四半期累計(24年1-9月)の営業利益を前年同期比4.6%減の4.44億円と発表している。データコントロール事業が堅調に推移し、売上高は8.7%増の25.89億円と増収を確保した。ただ、人的資本経営の強化に注力し、先行投資が過去最高額を超えたことから減益となった。増益だった第2四半期累計(13.7%増の3.85億円)から利益の伸びが低いことも警戒されているようだ。通期予想は非開示。

<2586> フルッタ 284 +37
年初来高値。デザートの「アサイーボウル」が24年の「現代用語の基礎知識選 2024ユーキャン新語・流行語大賞」の候補30語のうちの一つに選ばれたと報じられ、買い材料視されている。アサイーは健康に良いとされるフルーツで、フルッタフルッタの主力商品。新語・流行語大賞は12月2日に年間大賞やトップテンが発表される予定。候補に選ばれたことで認知度が向上し、拡販につながるとの期待から買われているようだ。

<3900> クラウドW 1537 +189
大幅に続伸。株主優待制度を拡充し、300株以上を1年以上保有する株主にQUOカード1万円分を贈呈すると開示している。基準日は25年12月末。上場10周年記念優待として24年12月末を基準日として300株以上保有(保有期間の定めなし)する株主にQUOカード1万5000円分を贈呈すると8月に発表済み。また、25年9月期の営業利益予想は前期比20.0%増の16.08億円とした。24年9月期の営業利益は16.2%増の13.40億円だった。

<4591> リボミック 85 +5
大幅高。軟骨無形成症の小児患者(5-14歳)を対象とする治療薬の前期第2相臨床試験で、低用量の皮下投与群で顕著な効果(成長速度増加)を確認したと発表している。試験が完了した6名のうち5名の被験者は低用量の長期投与試験に移行しており、継続して被験薬の有効性及び安全性を評価する。また、高用量の皮下投与試験も7名の登録が完了、うち4名で投与が開始されており、来年9月に結果が明らかになる予定。

<4419> Finatext 883 +18
5日ぶり反発。グループ会社のスマートプラス(東京都千代田区)がセゾン投信(東京都豊島区)と共同開発したネット取引サービスに、クレディセゾン<8253>が発行するセゾンカード/UCカードの「永久不滅ポイント」を利用して投資信託のスポット購入ができる機能を追加したと発表している。買付可能額は5000円以上で、現金のみ、永久不滅ポイントのみ、または現金と永久不滅ポイントの組み合わせも可能という。 <ST>
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