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JIG-SAW---2024年12月期第3四半期決算は、一時的に発生する本社移転費用の計上を除けば、実質的に増益基調


JIG-SAWは、2024年12月期第3四半期の連結決算を発表し、売上高は前年同期比8.7%増の25.89億円でありましたが、営業利益は一時的な本社移転費用のため4.6%減少。ただし、この費用を除けば、営業利益は前年同期比6.5%の増益となると発表されました。IoTやクラウド分野への投資が続けられており、「JIG-SAW PRIME」の取引総額は前年同期比44.3%増加しています。また、中期的な成長を目指し、AI企業などとのパートナーシップを強化しています。なお、業績予想は不確定要素が多いため発表していません。

*11:19JST JIG-SAW---2024年12月期第3四半期決算は、一時的に発生する本社移転費用の計上を除けば、実質的に増益基調 JIG-SAW<3914>は、5日、2024年12月期第3四半期(24年1月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比8.7%増の25.89億円、営業利益が同4.6%減の4.44億円、経常利益が同2.6%増の4.96億円、親会社株主に帰属する中間純利益が同13.9%増の3.60億円となった。但し、同社は、今年12月に本社を移転する予定で、今後の大幅な事業拡大に向け、現在の東京2拠点を1つに統合・集約する。本社移転関連費用 約5千万円を販管費に計上し、この一時的な支出となる本社移転関連費用を除けば、実質的に、前年同期比6.5%の営業増益、同13.3%の経常増益となる計算である。

同社は、独自に保有する基盤コア技術をベースに、システムマネージ、クラウドマネージ、IoT、IIoT分野に加え、あらゆる物質や細胞にまでリーチするIoE(Everything)、そしてテクノロジーと人間の実質的な統合により、人間の五感を拡張させるIoA(Abilities)分野における研究開発・ビジネスデザイン及び各種取り組みを、グローバル規模で着実に進めている。同社のクラウド・IoT分野全体を包括するデータコントロール事業の売上は、安定した完全ストック型ビジネス(サブスクリプションモデル及びリカーリングモデル)の継続課金売上と一時的なスポット売上で構成されている。2024年12月期第3四半期連結会計期間においても、引き続き月額課金案件の受注獲得を推し進め、前年同期と比較して月額課金売上は約1.66億円純増した。これにより、上場以来39四半期連続で過去最高の月額課金売上のプラス成長となっている。世界のIoT市場は2023年の1兆200億ドルから2028年には2兆600億ドルへ拡大すると予測(出典:グローバルインフォメーション 「IoTの市場規模とシェア分析- 成長動向と予測(2023年~2028年)」)されており、同社のグローバルデータコントロールサービスの需要も高まる中、米国でリアルタイム位置情報サービス(RTLS)に関する革新的なソリューションを提供するLamplight Logistics社及び人工知能(AI)のリーディングカンパニーであるSECOMIND USA, LLC.と戦略的パートナーシップを締結した。一方、各種クラウドを包括管理する「JIG-SAW PRIME」は、取引総額が8.98億円(前年同期比44.3%増)拡大した。同社は、中長期的な企業価値の向上と持続的な成長を実現するための人的資本経営の強化にも注力し、将来に向けた先行投資額は過去最高を更新し、前年同期比約1.68億円の増加となった。

なお、同社は、2024年12月期通期について業績予想を発表していない。ビジネスの堅調な推移により現時点で過去最高の売上高が見込まれるとしているものの、データコントロール事業およびグローバルIoTビジネスの事業拡大や事業投資に関する不確定な要素が多く、適正かつ合理的な業績予想の策定が困難であるためとしている。

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