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カンロ---3Qは2ケタ増収増益、売上高・利益ともに第3四半期として過去最高を記録


カンロは2024年12月期第3四半期において、売上高が前年同期比10.0%増の226.79億円、営業利益が40.8%増の31.47億円、さらに純利益が50.5%増の23.34億円と大幅な業績改善を達成しました。この成績は、企業パーパスのもとで推進される「価値創造」「ESG経営」「事業領域の拡大」という3つの戦略によるものです。特にグミの売上が大きく伸び、前年同期比19.4%増の115.25億円に達し、初めて飴の売上を上回りました。一方で、飴市場はアイテムの絞り込みと生産体制強化で需要に応え、前年同期比1.5%増となりました。利益面では、価格改定や内容量変更で原材料価格の上昇に対応し、営業利益の増加を実現しました。2024年12月期通期の売上高および各種利益についても前年を上回る見込みです。

*19:00JST カンロ---3Qは2ケタ増収増益、売上高・利益ともに第3四半期として過去最高を記録 カンロ<2216>は29日、2024年12月期第3四半期(24年1月-9月)決算を発表した。売上高は前年同期比10.0%増の226.79億円、営業利益が同40.8%増の31.47億円、経常利益が同40.1%増の31.69億円、四半期純利益が同50.5%増の23.34億円となった。

同社は企業パーパス「Sweeten the Future心がひとつぶ、大きくなる。」の下、「中期経営計画2024」の最終年度である当期においても3つの事業戦略(「価値創造」・「ESG経営」・「事業領域の拡大」)を着実に推し進めており、売上高は増収となった。飴は、商品アイテムの絞り込みと人員増強等の生産体制整備により、継続するのど飴需要に対応し、スティック・コンパクトサイズ形態では苦戦したものの、前年同期比1.5%増の106.20億円となった。製品別では、休売・終売商品やファンシーカテゴリーの減少を、のど飴群と2月から価格改定を実施している「金のミルクキャンディ」シリーズがカバーした。グミは、同19.4%増の115.25億円となり、第3四半期累計として初めて飴の売上高を上回った。製品別では、輸入商品販売が減少したものの、主力ブランドである「ピュレグミ」シリーズが、「ピュレグミプレミアム」の伸長やTVCMによるプロモーション効果と3月からの価格改定が相俟って大きく販売増となった。更に、直営店舗ヒトツブカンロ(4月に2店舗目の常設店を東急プラザ原宿「ハラカド」にオープン)・デジタルプラットフォーム「Kanro POCKeT」にて販売の高付加価値商品「グミッツェル」も依然好評を博している。素材菓子は、同6.4%増の5.23億円となった。

利益面では、原材料価格の値上がり基調は円安と共に継続しているが、一部商品の価格改定及び内容量の変更を実施することで対応し、増収実現による限界利益の増加により固定費の増加を吸収し、売上総利益は同13.6%増の93.90億円となった。営業利益は、業容拡大等に向けた人件費・一般費の増加があるものの、配送効率化による運賃・保管料率の低減もあり、増益となった。

2024年12月期通期については、売上高が前期比6.1%増の308.00億円、営業利益が同12.4%増の38.10億円、経常利益が同11.6%増の38.30億円、当期純利益が同13.7%増の28.00億円とする6月24日に上方修正した業績予想を据え置いている。

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