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ハウスコム---2Q増収、不動産関連事業・施工関連事業の営業収益が伸長


ハウスコムは2025年3月期第2四半期の決算を発表し、前年同期比で営業収益が5.4%増の65.81億円に達した。特に不動産関連事業と施工関連事業が業績を牽引し、それぞれ営業収益が2.0%増の56.00億円、35.3%増の10.22億円と伸長した。不動産事業では、仲介件数と単価の増加、および新店舗の貢献が要因。施工関連では、決算期の変更と大型案件の受注が影響した。今後の業績予想として、通期の営業収益は140.01億円を見込む。また、大東建託との株式交換合意により株主優待制度が廃止される予定。

*11:04JST ハウスコム---2Q増収、不動産関連事業・施工関連事業の営業収益が伸長 ハウスコム<3275>は29日、2025年3月期第2四半期(24年4月-9月)連結決算を発表した。営業収益は前年同期比5.4%増の65.81億円、営業損失は1.13億円(前年同期は1.60億円の損失)、経常損失は0.86億円(同1.56億円の損失)、親会社株主に帰属する中間純損失は0.90億円(同1.21億円の損失)となった。

不動産関連事業の営業収益は前年同期比2.0%増の56.00億円、営業利益は同12.8%増の8.61億円となった。当中間連結会計期間の仲介件数は前年同期並みに推移し、仲介単価も微増となったことから、不動産関連事業の営業収益、営業利益は堅調に推移した。また、今期中に出店を計画している5店舗のうち、金山店、登戸店、西宮店、十三店の4店舗が当中間連結会計期間中に出店され、収益に寄与し始めた。残る1店舗大井町店も、年度内の出店を目指し準備中となっている。さらに、2023年6月に株式を取得し子会社となった不動産に関するフランチャイズ「クラスモ」ブランドを関西圏に展開するシーアールエヌ(同年11月に完全子会社化)は、2023年7月より収益に寄与している。

施工関連事業の営業収益は同35.3%増の10.22億円、営業利益は同30.3%増の1.20億円となった。3月決算を基本とする同社グループの連結子会社の中で唯一、12月に決算を行っていたエスケイビル建材の決算期を変更し、同社の2024年1月から6月までの6ヶ月分の業績を今期第1四半期に取り込んだことや、同社による大型案件の受注により、施工関連事業の営業収益、営業利益は前年同期比で伸長した。

2025年3月期通期の連結業績予想については、営業収益は前期比3.5%増の140.01億円、営業利益は同11.4%増の5.60億円、経常利益は同8.6%増の7.44億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同21.3%増の4.98億円とする期初計画を据え置いている。

また同日、大東建託<1878>を株式交換完全親会社とし、同社を株式交換完全子会社とする株式交換を行うことを決議し、大東建託と同社の間で株式交換契約を締結した。本株式交換が成立することを条件に、2024年7月31日に公表した2025年3月期の配当予想を修正し、2025年3月期の期末配当を行わないこと、及び2025年3月期をもって株主優待制度を廃止することを発表した。なお、現在までに株主に進呈したハウスコム・プレミアム優待倶楽部の株主優待ポイントの本株式交換成立後の取扱いについては、取扱方針が決定次第、改めて株主に案内するとしている。

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