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セレンディップ・ホールディングス---24年3月期は2ケタ増収増益、主力のモノづくり事業が2ケタ増収増益に


*11:01JST セレンディップ・ホールディングス---24年3月期は2ケタ増収増益、主力のモノづくり事業が2ケタ増収増益に セレンディップ・ホールディングス<7318>は8日、2024年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比30.2%増の197.87億円、営業利益が同47.0%増の4.77億円、経常利益が同71.6%増の5.95億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同66.0%増の5.18億円となった。

モノづくり事業の売上高は前期比30.2%増の185.22億円、セグメント利益は同24.4%増の4.84億円となった。「オートモーティブサプライヤー(自動車内外装部品製造、自動車精密部品製造)」は、半導体等の部品供給不足が解消し、自動車メーカーの国内生産は高水準で推移していることに加えて、製造スタッフの多能工化を推進し更なる生産性向上を実現したことで、固定費比率が低下した。「FA装置製造」は、前期に回復した受注が継続するには至らず、年間を通じて受注確定に遅れが生じた。「試作品製作」は、2023年1月10日付でアペックスの全株式を取得し連結子会社化し、当連結会計年度においては期首から取り込んでいる。

プロフェッショナル・ソリューション事業の売上高は前期比12.8%増の14.37億円、セグメント損失は1.24億円(前年同期は0.53億円の損失)となった。「コンサルティング」は、事業承継課題や経営課題を抱える中堅・中小企業が今後益々増加していく社会的背景があり、中堅・中小モノづくり企業から事業承継案件、事業再生案件の当社への持ち込みが増加した。また、中堅・中小企業の基幹システムの再構築需要の増加により、ITコンサルティングのニーズが増加していることに伴い、コンサルティング事業部の売上は前期比46.7%増と伸長し、同セグメントの増収要因となった。一方で、経営課題を抱える中堅・中小企業の課題解決・成長に更に寄与するための積極的な人材採用を継続的に実施している。「エンジニア派遣・受託開発」は、中堅・中小企業の成長を支援するため、経営基盤の強化、エンジニアのリスキリング強化、当セグメントの成長に寄与するため同社コンサルティング事業部との連携による新しいIoTソリューションの開発とDXに注力している。

インベストメント事業の売上高は前期比153.7%増の2.88億円、セグメント利益は1.18億円(前年同期は0.10億円の損失)となった。従来から、事業承継問題に機動的に対応すべく、案件の発掘・開拓に注力した。モノづくり企業を中心とした再生型事業承継支援サービス、フィナンシャル・アドバイザリー等の企業経営サポートを積極的に進めており、特にフィナンシャル・アドバイザリー売上の増加が増収・増益に寄与した。また、2023年2月に組成した「日本ものづくり事業承継基金1号投資事業有限責任組合」からの管理業務に伴う報酬の受取も発生した。

2025年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比10.2%増の218.00億円、営業利益が同67.4%増の8.00億円、経常利益が同23.3%増の7.35億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同5.2%贈の5.46億円を見込んでいる。

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