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窪田製薬ホールディングス---3Qは大幅な増収、引き続き研究開発を推進


*17:03JST 窪田製薬ホールディングス---3Qは大幅な増収、引き続き研究開発を推進 窪田製薬ホールディングス<4596>は14日、2023年12月期第3四半期(23年1月-9月)連結決算(IFRS)を発表した。事業収益は前年同期比965.5%増の0.31億円、営業損失が10.31億円(同16.53億円の損失)、税引前損失が10.27億円(同16.81億円の損失)、親会社の所有者に帰属する四半期損失が10.27億円(同16.81億円の損失)となった。

医療機器(ウェアラブル近視デバイス(Kubota Glass))について、 同社グループが開発中のクボタメガネ・テクノロジーは、網膜に人工的な光刺激を与えて近視の進行の抑制、治療を目指す当社独自のアクティブスティミュレーション技術である。このテクノロジーをスマートメガネ、スマートコンタクトレンズに応用し、メガネのいらない世界の実現に向けて開発を推進している。2021年には、台湾における医療機器の製造許可取得及び医療機器のデザイン・開発会社として「ISO 13485:2016」の認証を取得した。また2022年には、米国FDAでの医療機器登録の完了及び、ソフトローンチとして、米国及び日本の一部眼科医院で販売を開始、2022年12月に初の直営店となる「Kubota Glass Store」を東京にオープンした。現在、販売拡大に向けた準備を進めるとともに、より多くのエビデンスを得るための臨床試験等を継続している。

医療機器(在宅・遠隔医療モニタリング機器)について、同社が開発する超小型モバイルOCT(光干渉断層計)のPBOSは、眼科において網膜の状態の検査に用いられるOCTの超小型モデルのことで、モバイルヘルスを含む在宅・遠隔医療分野での需要を見据えた在宅眼科医療機器ソリューションである。2023年1月より、ハーバード大学医学部付属ジョスリン糖尿病センターで、糖尿病網膜症患者のスクリーニング装置として実用可能であるかの評価、及び、市販のOCT装置と比較する臨床試験を実施している。

低分子化合物について、 エミクススタト塩酸塩は、スターガルト病を対象とする第3相臨床試験として、2018年11月には最初の被験者登録を、最終的には194名の被験者登録を完了し、当第3相臨床試験は終了した。当該臨床研究のデータベースの集計及び分析の結果、主要評価項目及び副次的評価項目を達成せず、治療群間の有意差も示されなかった。その後の更なる分析の結果、ベースライン時の萎縮病巣面積がより小さい被験者グループでのプラセボ投与群と比較したところ、エミクススタト投与群の萎縮病巣の進行率が有意に低いことが示唆され、それを検証するべく、サブグループ解析を実施した。この解析の結果、エミクススタト投与群の24カ月目の黄斑萎縮の進行率が、プラセボ投与群に比べ40.8%抑制された。これらの結果を受けて、同社は、引き続き共同開発パートナーを探す等の活動を継続するとともに、エミクススタトの今後の計画について改めて検討していくとしている。

2023年12月期通期の連結業績予想について、現時点で合理的な業績予想の算定ができないことから、記載していない。

<SO>
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