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アルプス技研 Research Memo(5):2023年12月期の業績予想を据え置き、過去最高業績を見込む


*12:25JST アルプス技研 Research Memo(5):2023年12月期の業績予想を据え置き、過去最高業績を見込む ■業績見通し

1. 2023年12月期の業績予想
2023年12月期の業績予想についてアルプス技研<4641>は、期初予想を据え置き、売上高を前期比6.8%増の46,600百万円、営業利益を同7.5%増の5,000百万円、経常利益を同10.9%増の5,060百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を同0.1%増の3,420百万円と増収増益とし、2期連続となる過去最高業績を見込んでいる。

需要が拡大している半導体や医療系、先端技術に関わるソフト開発等の好調な顧客ニーズを背景として、売上高・営業利益ともに順調に拡大する見通しである。また、入国制限の緩和とともに外国人材の受け入れが進んできた農業関連分野についても、業績の伸びへの寄与を想定している。

2. 弊社アナリストの見方
上期業績が計画を上回る進捗であったにもかかわらず通期予想を据え置いたのは、世界景気の減速や資源高、部材供給の不安など、先行き不透明感を慎重に判断したことが理由と考えられる。弊社では、新卒者採用を含め上期稼働率が好調に推移し、コロナ禍以前の高水準に戻ってきたことや、海外子会社が好調であることなどから、業績予想の達成は十分に可能であると判断している。また、入国制限の緩和とともに外国人材の受け入れが進んできた農業関連分野や、着々と拠点数を増やしつつある訪問介護事業についても、今後どのようなペースで業績の伸びに寄与するか、追加的な業績の変動要因として注視する必要がある。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)

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