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アルファ Research Memo(4):2024年3月期は売上高で前期比11.3%増、営業利益で同232.8%増予想


*13:04JST アルファ Research Memo(4):2024年3月期は売上高で前期比11.3%増、営業利益で同232.8%増予想 ■今後の見通し

1. 2024年3月期の業績見通し
アルファ<3434>の2024年3月期の連結業績は、売上高70,000百万円(前期比11.3%増)、営業利益2,000百万円(同232.8%増)、経常利益1,800百万円(同33.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,200百万円(同128.9%増)を見込んでいる。また、セグメント別売上高予想は、自動車部品事業で52,400百万円(同10.8%増)、セキュリティ機器事業で17,600百万円(同13.0%増)としている。

2024年3月期第1四半期の連結業績は売上高18,109百万円(前年同期比29.3%増)、営業利益403百万円(同541百万円改善)となった。自動車生産が回復したほか、電気錠への認識の高まりや観光需要の回復などによるロッカーシステムの好調な推移によって、円安効果もあり大幅に収益改善した。現状も自動車生産の回復は継続しており、セキュリティ機器は住宅着工が下降局面にあるものの、電子錠の需要が旺盛、ロッカーシステムはインバウンド需要の本格拡大もあり、全体として会社計画を上回る勢いがある。また利益面では増収効果に加え、為替前提1米ドル=130円、1ユーロ=135円に対し円安に推移しており、利益についても会社予想を上回ることが可能と弊社では見ている。

2. 事業セグメント別見通し
(1) 自動車部品事業
自動車部品事業の売上高は52,400百万円(前期比10.8%増)を見込んでいる。半導体不足、サプライチェーン混乱による自動車生産の遅れも改善が進み、下期には為替影響を除いても売上が着実に拡大すると見ている。また利益についても部材費の上昇が一服、物流費も落ち着きを見せており、下期には営業損失から脱する期待がある。なお、2024年3月期第1四半期においては営業損失168百万円ながら前年同期比152百万円改善しており、増収とともに営業黒字転換が見込まれる。

(2) セキュリティ機器事業
セキュリティ機器事業の売上高は17,600百万円(前期比13.0%増)を見込む。住設機器部門は足元で金利上昇や景気一服への懸念などで住宅着工件数が伸び悩むも、戸建て住宅向け電気錠が新設に加えて既設向けでも認知度が高まり、順調な拡大が続くと見ている。またロッカーシステム部門もコロナ禍の一巡で国内の旅行需要が回復、セルフベンダーなどの設置拡大が進む見通しで2ケタ増収を見込む。現状、2024年3月期第1四半期はセキュリティ機器国内が売上高3,713百万円(前年同期比33.8%増)、営業利益527百万円(同70.0%増)と好調を持続している。セキュリティ機器海外も日本向け電気錠の生産増が加速し、外部売上が778百万円(同61.7%増)に対し、内部取引売上が2,076百万円(同81.0%増)、営業利益でも280百万円(同141.4%増)と電気錠の収益寄与が高まっている。今後セキュリティ機器事業では国内旅行者の回復に加え、インバウンド需要の再拡大によるロッカーアクセス事業の需要増と稼働率アップが見込まれ、セキュリティ機器事業は会社計画を上回る収益が獲得できると弊社では考える。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 岡本 弘)

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