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ロジザード Research Memo(4):2023年6月期はクラウドサービス好調により、減益幅は想定を下回る


*14:24JST ロジザード Research Memo(4):2023年6月期はクラウドサービス好調により、減益幅は想定を下回る ■業績動向

1. 2023年6月期の業績
ロジザード<4391>の2023年6月期の業績は、売上高が前期比4.6%増の1,853百万円、営業利益が同29.0%減の260百万円、経常利益が同29.0%減の260百万円、当期純利益が同22.0%減の184百万円となった。売上高に関しては、物流業界における人手不足、省力化や自動化ニーズの高まりなどを受け、「ロジザードZERO」「ロジザードZERO-STORE」「ロジザードOCE」に対する引き合いが好調だった。好調な外部環境を背景に、EOS対応に割いていた人員を新規顧客の獲得に重点配分し、旺盛なニーズを確実に取り込みながら売上の拡大に結びつけた。「ロジザードZERO」に関しては、実店舗を含めた在庫一元管理ニーズのある準大手以上規模からの引き合いが引き続き多かった。「ロジザードZERO-STORE」「ロジザードOCE」に関しては、コロナ禍明けの新市場を意識した小売業界・物流業界でECに加えて店舗やBtoB向けの在庫も一元管理したいというニーズが高まり、引き合いが増加した。OMOマーケティングに対応した在庫管理に対するニーズが高まるなか、パイロットユーザーと協力しながらより顧客の事業活動に即したサービスの作り込みも進めた。今後は、顧客のニーズに合致する機能を見極めながらシステムに順次搭載し、製品強化を推進する方針だ。また、オプション機能としての据え置き型バーコードリーダーの新規投入、「アラジンオフィスfor fashion」との連携強化など、製品強化も継続的に実施し、サービスの訴求力も高めた。これらを受け、主力のクラウドサービスのアカウント数と売上高は順調に拡大し、それぞれ前期末比9.4%増の1,615件、前期比7.5%増の1,462百万円に伸びた。

利益面に関しては中長期的な企業価値向上に向けて人材と研究開発に先行投資したことにより、減益となった。先行投資により一時的に減益となったものの、事業環境自体は良好であり、特に主力のクラウドサービスは想定を上回る進捗を見せた。実際、2023年5月には2023年6月期の通期業績予想を上方修正した。期初から先行投資による一時的な減益を見込んでいたものの、クラウドサービスが想定以上に好調だったことを受け、減益幅が縮小した格好だ。期初の想定と比較すると、売上高を35百万円、経常利益を63百万円、当期純利益を37百万円、それぞれ上方修正した。

なお、そのほかのセグメントごとの売上高は、開発・導入サービスが前期比5.0%減の317百万円、機器販売サービスが同4.0%減の74百万円となった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)

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