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アーバネット Research Memo(8):通期業績予想を据え置き、都心の優良物件の売却等により増収増益確保の見通し


*15:18JST アーバネット Research Memo(8):通期業績予想を据え置き、都心の優良物件の売却等により増収増益確保の見通し ■業績見通し

1. 2023年6月期の業績予想
2023年6月期の業績についてアーバネットコーポレーション<3242>は、期初予想を据え置き、売上高を前期比2.0%増の20,000百万円、営業利益を同3.5%増の2,300百万円、経常利益を同3.2%増の2,050百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を同2.7%増の1,350百万円と増収増益を見込んでいる。

「不動産事業」の伸びが増収に寄与する見通しである。販売戸数は586戸(前期比72戸減)を計画しており、戸数は前期比で減少するものの、利益極大化のために販売決定を遅らせたことや都心の優良物件が含まれていることにより増収増益を確保する見通しである。営業利益率も11.5%と高い水準を維持する想定となっている。

2. 弊社の見方
弊社でも、計画の前提となっている販売戸数586戸(そのうち下期は437戸)はすべて契約済みとなっていることから、売上高予想の達成は可能であると見ている。もちろん、売上計上される竣工時期が下期に集中していることから、建設工期の遅れ等が売上高の期ずれにつながる可能性には注意が必要であるが、建設資材の供給不安等についてはゼネコン各社と協力しながら一定の対策は講じているようだ。最大の注目点は、いかに将来に向けてパイプラインの積み上げを推進していくのかにある。同社は、用地仕入要員の採用を進めるほか、用地情報チャネルの拡充、事業用地の価値を高めるプラン設計(例えば、権利関係の複雑な土地の有効活用等)などにより、競争力のある用地取得に注力する考えである。また、これまでのようなワンルームマンション(1K)に留まらず、地域の賃貸需要に合わせた設計・開発(例えば、需要が多いわりに供給が少ない1LDKや2DK)にも取り組む方針であり、それらの動きにも注目していきたい。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)

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