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デリカフーズホールディングス---「内閣府戦略的イノベーション創造プログラム」品質管理に関する実証試験を実施


*13:53JST デリカフーズホールディングス---「内閣府戦略的イノベーション創造プログラム」品質管理に関する実証試験を実施 デリカフーズホールディングス<3392>は15日、グループ会社のメディカル青果物研究所と、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(茨城県つくば市)が、内閣府 戦略的イノベーション創造プログラム 第2期スマートバイオ産業・農業基盤技術において、鮮度センサーを使ったキャベツの品質管理に関する実証試験を共同で実施すると発表した。

戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)は、総合科学技術・イノベーション会議が司令塔機能を発揮し、府省の枠を超え、基礎研究から実用化・事業化まで一気通貫で研究開発を推進し、イノベーションの実現を目指すプログラムである。デリカフーズグループでは、年間約1万トンのキャベツを購入し、そのうち8 千トンをカットキャベツとして使用しているが、カットキャベツはサイズ洗浄や脱水中の欠損・破損による規格外の発生率が高く、製品歩留まりが低下してしまう原因となる。また、貯蔵されたキャベツは温度を適切に管理しないと黄化が発生してしまう可能性が高く、製品歩留まりの低下や鮮度の低下が懸念される。このため、キャベツにおける鮮度評価指標を開発し、原料の鮮度評価やカットキャベツの鮮度評価を実施することで、品質管理のさらなる高度化を実現させ、製品歩留まりの向上および鮮度選別による廃棄ロスの削減を目指す。
農研機構は可視・近赤外分光法によるキャベツの鮮度評価に関する研究をこれまで行ってきたが、この研究成果を加工・流通の現場でも活用できるようにするため、LED光源と小型分光器を採用したハンディタイプのキャベツ鮮度センサーを開発した。
今回の実証試験では、開発されたキャベツ鮮度センサーを使ったキャベツの品質管理に関する試験を行う。実際の加工・流通の現場での運用を想定してカット加工用のキャベツ原料や流通中のカットキャベツの鮮度をセンサーで評価し、その結果に基づいてキャベツの品質管理を最適化する体制の構築を目指すとしている。

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