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ベルシステム24ホールディングス---「ベルシステム24‐ホアサオ」を子会社化し、ベトナム事業を強化


ベルシステム24ホールディングス<6183>の子会社のベルシステム24は26日、グループ会社でベトナム国内12拠点にてコンタクトセンター事業を展開する「Bellsystem24-Hoa Sao」への追加出資を行うことを発表。
同社は2017年、日本企業のベトナム進出支援やオフショアニーズへの対応を目的に、Bellsystem24-Hoa Saoの株式49%を取得しており、来年3月に追加出資を実施の上、グループ出資比率を80%とする。同時に、凸版印刷<7911>が20%を取得する。これにより、3社にて、すべての株式を保有することになる。高い経済成長が見込まれるベトナムでは、コロナの影響下においてもプラスのGDP成長率を維持しており、今後もグローバル企業の進出やオフショアニーズの拡大が期待されている。また、コンタクトセンターアウトソーシング市場においても、5 年後に300億円規模に成長すると見込んでいる。

今後、ベトナム国内向けには、通信・金融・E コマースなどを成長産業と捉え注力するほか、今後の外資系企業の参入加速を見据え、新規顧客の獲得を推進する。また、運用面では、属人化しているベトナムのコンタクトセンター運用を、標準化・高度化するため、同社のコンタクトセンター運営メソッドの横展開を更に推進する。オフショア事業では、Bellsystem24-Hoa Saoを同社グループのASEANにおける戦略拠点と位置づけ、国内コンタクトセンターのDX支援に加え、ITヘルプデスク、事務系 BPO、人事経理 BPO などに強みを持つ同社グループ企業群とのシナジーを創出することで、海外における事業基盤を拡大する。

また、株式の20%を取得する凸版印刷では、2016年よりベトナム大手FPT CorporationとオフショアでのIT研究開発の領域で協業を推進しているが、今回の出資により、オフショアによるBPO事業の競争力強化を進める計画。

中長期的には、両社の強みを活かし、ベトナム国内企業のDX支援により、高度なコンタクトセンター運営を行うとともに新たな市場の創出を目指す。

今後、同社グループは、ASEANを海外戦略の重点エリアと位置づけ、既に進出している台湾・タイでの事業拡大と共に、3 年後の2025年度までに売上150億円を目指す。

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