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フォーバル Research Memo(4):2023年3月期第1四半期は2ケタ増収


■業績動向

● 2023年3月期第1四半期の業績概要
フォーバル<8275>の2023年3月期第1四半期の連結業績は、売上高が前年同期比15.3%増の13,050百万円、営業利益が同44.8%減の178百万円、経常利益が同10.7%減の304百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同83.2%減の59百万円となり、増収減益となった。

売上高に関しては、中小・小規模企業におけるDX推進の機運の高まりを受けて各種サービスが順調に拡大したほか、GXに対する意識の高まりを受けて環境に優しい新電力サービスが増加し、前年同期比で15.3%増となった。フォーバルビジネスグループの売上高は、前年同期比22.4%増となり、アイコンサービスやセキュリティ関連が順調に増加したのに加え、前期に新たに連結した子会社3社(エルコム等)が増収に貢献した。フォーバルテレコムビジネスグループは前年同期比10.2%増となり、ISPサービス等が減少する中、新電力サービスが増収をけん引した。総合環境コンサルティングビジネスグループでは、太陽光発電システム等が減少し減収となった。その他セグメントでは、ITエンジニア派遣事業、DX人材教育事業が好調に推移し、前年同期比25.8%の増収となった。

利益に関しては、売上総利益額が電力の仕入価格上昇の影響を受けて前年同期比8.2%増にとどまるなか、販管費が事業拡大に伴う人員増強の影響等により同12.6%増となり、営業利益は同44.8%減となった。経常利益は持分法による投資利益の増加等により同10.7%減、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年に事業譲渡益など特別利益を計上したことにより同83.2%減となった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)

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