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ワコム---3Q経常利益は2Q減益から増益に転じ、通期業績予想は部品調達リスクも考慮しつつ上方修正を発表


ワコム<6727>は1月31日、2022年3月期第3四半期(21年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比4.7%減の811.79億円、営業利益が同3.4%減の123.40億円、経常利益が同1.6%増の127.73億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同2.4%増の96.32億円となった。

ブランド製品事業の売上高は前年同期比5.5%減の420.42億円、セグメント利益は同6.0%増の88.70億円となった。クリエイティブソリューションについては、コロナ禍下において各国間で状況に差はあるものの、概ね経済活動が再開されたことに伴い営業活動を活発に行い、プロ向けのディスプレイ製品を中心に販売を伸ばした。一方で、前年同期と比べて需要に落ち着きが見られたことからペンタブレット製品の販売が減少した。それらの結果、クリエイティブソリューション全体の売上高は前年同期を小幅に下回った。ビジネスソリューションについては、液晶ペンタブレットの売上高は、営業活動を活発に行い、前年同期を大幅に上回り、ビジネスソリューション全体の売上高も前年同期を上回った。

テクノロジーソリューション事業の売上高は前年同期比3.9%減の391.37億円、セグメント利益は同15.2%減の66.99億円となった。生産サプライチェーンオペレーションの制限があった中、AESテクノロジーソリューション全体の売上高は、前年同期を上回った。アクティブES方式デジタルペン製品については、OEM提供先のメーカー各社から高い評価を受けている。OEM提供先の製品ポートフォリオの変化や生産サプライチェーンオペレーションの制限を受け、OEM提供先のメーカー向けの売上高は減少した。この結果、EMRテクノロジーソリューション他全体の売上高は、前年同期を下回った。

また、2021年5月12日付発表の「自己株式の取得に係る方針」に沿った自己株式取得の実施状況は、7月30日付ならびに10月29日付の取締役会による決議に基づき、累計総額30億円(株式の累計総数352万株)の自己株式を12月までに取得している。

2022年3月期通期については、同日、第4四半期(22年1月-3月)での積極的な研究開発投資や生産サプライチェーンにおける主要部品の調達リスクも一定程度考慮しつつ、ブランド製品事業の業績見通しを変更したことなどを踏まえて、連結業績予想の上方修正を発表した。売上高が前期比5.1%減(前回予想比1.0%増)の1,030億円、営業利益が同6.8%減(同4.2%増)の125億円、経常利益が同7.7%減(同8.3%増)の130億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同5.1%減の(同10.2%増)97億円としている。


<EY>
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