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新興市場銘柄ダイジェスト:田中化研は年初来高値、JエスコムHDがストップ高


<6149> 小田原エン 2802 +174
大幅に3日続伸。23年12月期の営業利益目標を12.00億円とする中期経営計画を発表している。21年12月期の営業利益予想は6.00億円。主力の巻線機事業で競争力の高い製品を開発するとともに品質・コスト・納期を重点施策とする。送風機・住設関連事業では成長戦略を遂行する。巻線機事業は長いリードタイムを要するため、23年以降は売上に先行して年間受注110.00億円の定着を目指す。23年12月期の売上高目標は150.00億円。

<7133> ヒュウガプライマ 6000 +510
連日で上場来高値を更新している。HYUGA PRIMARY CAREは20日に上場したばかりで、公開価格(2600円)を40%上回る3640円で初値を付けた後、いったん下押す場面も見られたものの、順調に値を上げている。12月は新規株式公開(IPO)ラッシュだったが、その中でも業績見通しの良い銘柄が選好される傾向にある。同社の22年3月期営業利益予想は前期比120.5%増の5.03億円となっており、業績の先行きに対する安心感から買いが続いているようだ。

<2195> アミタHD 1699 -383
続落。新規の取引材料は出ていないが、利益確定売りが続いている。アミタホールディングスは11月26日に12月31日(実質的には30日)を基準日として1株につき5株の割合で分割すると発表。株式分割を好感して同13日には上場来高値を記録したが、その後は高値警戒感から売りに押される展開となっている。株式分割を終えて材料が出尽くしたとの見方も売りに拍車をかけているようだ。

<9211> エフ・コード 8500 +1500
ストップ高。新たな買い材料は特に出ていないが、上場2営業日目の27日に公開価格(2020円)の約3.0倍となる6000円で初値を付けた後、28、29日と連続でストップ高を付けている。12月に入って新規株式公開(IPO)が相次ぐ中、21年12月期の営業利益予想が前期比397.6%増の1.57億円と業績見通しが良いことに加え、DX関連銘柄としてテーマ性があることが選好され、投資資金の流入が続いているようだ。

<3779> JエスコムHD 153 +50
ストップ高で年初来高値。韓国のITマーケティング企業マフィンの株式を取得し、子会社化すると発表している。取得価額は0.90億円で、異動後の議決権所有割合は100%。同社はリワード広告プラットフォーム事業を、100%子会社のスマートコンはデジタルギフト事業をそれぞれ展開している。子会社化により日本でデジタルギフト事業を展開するほか、クライアントの相互紹介などを検討するとしている。

<4080> 田中化研 2345 +303
年初来高値。スウェーデンのノースボルトがリチウムイオン電池セルの生産を開始したと発表し、買い材料視されている。欧州電池メーカーが設計・開発・組み立てを大型工場で行った初めての事例という。22年には商用顧客向けに最初の納入が行われる予定。田中化学研究所は前駆体製造技術のライセンス・技術支援などの契約をノースボルトと締結しており、技術支援の進捗に応じてライセンス・技術支援料を受領する。 <ST>
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