ファンペップ Research Memo(5):「FPP003」の第1/2a相臨床試験は終了見込みが2022年半ばに変更
2. FPP003(乾癬、強直性脊椎炎)
「FPP003」は、大阪大学大学院医学系研究科及び大日本住友製薬との共同研究のもとでファンペップ<4881>が創製した開発化合物で、IL-17Aを標的タンパク質とする抗体誘導ペプチドとなる。IL-17Aは免疫反応に関するサイトカインの一つであり、幅広い免疫性疾患に関与しており、主なところでは乾癬や強直脊椎炎、乾癬性関節炎などの疾患原因となっている。同社はオーストラリアで乾癬を対象疾患とする第1/2a臨床試験を実施しており、国内では強直性脊椎炎を対象とした前臨床試験を進めている。
(1) 乾癬
乾癬とは慢性の炎症性皮膚疾患のことで、その多くは尋常性乾癬と呼ばれる疾患となる。表皮細胞が異常増殖し、紅斑が現れて表面に鱗屑が付着して剥がれ落ちるなどの症状となる。患者数は国内で約43万人、米国で約800万人いると言われている。治療法としては、軽症から中等症患者に対しては塗り薬などの局所療法が行われ、中等症から重症患者に対しては光線療法(紫外線照射)や内服療法(メトトレキサート、経口低分子医薬品等)が、また、これらの治療法が効かない患者には、抗体医薬品が使用されている。
同社の開発する「FPP003」は、長期間にわたり治療効果が持続することが特徴で、内服療法や抗体医薬品の患者層をターゲットとして「有効性」「安全性」「投与回数」により優位性を示すことによって上市を目指している。作用メカニズムは抗体医薬品と同様のため、体内で十分な活性を持つ抗体を産生できれば上市まで進む可能性が高く、また、価格面での優位性があるだけに抗体医薬品等の代替医薬品として市場に浸透していくものと弊社では予想している。抗IL-17A抗体医薬品としては「コセンティクス®」「トルツ®」などが販売されている。そのほか乾癬治療用抗体医薬品としては、抗TNFα抗体医薬品の「ヒュミラ®」や「レミケード®」なども使用されている。
前臨床試験における乾癬モデルマウスの薬効試験では、発赤や肥厚など皮膚炎症状で有意な改善効果が確認されている。現在の開発状況は、2019年4月よりオーストラリアで安全性と忍容性を確認する第1/2a相臨床試験を実施している。ただ、コロナ禍の影響により、当初の計画よりも被験者登録が遅れている状況から、同社では終了見込みを2021年末から2022年中頃に見直した。現在は、投与量別で分けたグループのうち、最大投与量群の試験を行っている段階であることから、全体の2/3まで進んでいるものと見られる。コロナ禍が続く環境に変わりないものの、同社では治験施設を従来の2施設から増やすことで、2022年中頃の終了を見込んでいる。
なお、同臨床試験の結果については、オプション契約先の大日本住友製薬と協議したうえで発表したい考えだ。同試験では乾癬患者を被験者としているため、薬効についてもある程度の結果が示されるものと思われる。今後の開発方針は、同結果を見て大日本住友製薬が決めることになるが、次のステップに進む場合はオプション契約を行使して、北米で第2b相臨床試験を大日本住友製薬が進めていくことになり、同社はライセンス契約一時金を獲得できることになる。
乾癬等の治療薬となる抗IL-17A抗体医薬品の市場規模については、2019年の4,969百万米ドルから2023年に8,102百万米ドルと大きく成長することが調査会社で予測※されており、経口低分子医薬品「Otezla」も含めて考えると1兆円の市場規模となる。開発に成功すれば高額な抗体医薬品の代替として市場に浸透する可能性が高く、今後の動向が注目される。なお、「FPP003」については2016年の開発当初から大日本住友製薬と共同研究を進めて研究開発リスクを共有してきた経緯から、マイルストーン総額の金額は一般的な水準よりも低く設定されているもようだ。一方、販売ロイヤリティ料率は一般的な水準と見られる。
※Informa「Datamonitor Healthcare」(May 2020)
(2) 強直性脊椎炎
強直性脊椎炎とは、青年期に発症する脊椎と仙腸関節を主な病変部位とする全身性の慢性炎症性疾患となる。病変部位では靭帯と骨との付着部位に炎症・骨化が起こり、疼痛、膨張、運動制限等がみられる。症状が進むにつれて、次第に脊椎や関節の動きが悪くなり、脊椎が強直(骨性に固まり動かなくなる)して日常生活能力が著しく低下するケースもある。原因は不明で国の指定難病にもなっている。治療法としては、非ステロイド性抗炎症剤(NSAIDs)が使用されているが、効果が不十分な場合や副作用の問題がある場合には、「コセンティクス®」や「ヒュミラ®」などの抗体医薬品が使用されている。
同社は2018年度よりAMED(国立研究開発法人日本医療研究開発機構)の「創薬支援推進事業・希少疾病用医薬品指定前実用化支援事業」に採択され、助成金(3年間で150百万円)により前臨床試験を進めている。2021年度については、新たなグラントにより大阪大学で医師主導の第1相臨床試験を開始したい考えだ。ただ、今後の開発方針については乾癬での開発を進めたい大日本住友製薬と協議のうえで決定していくことになっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<AS>
元セクシー女優上原亜衣「過去のことは親には今でも言ってない」「胸張って言える仕事ではない」
せいや実名告白、結婚式2次会の余興を拒否した芸人に粗品「芸人ちゃうがな、そんなやつおる?」
「年下の芸人には笑わない」永野を追い詰めた31歳「白桃ピーチよぴぴ」コンビ「準優勝」解散
今井絵理子議員「文字通り内地との架け橋となった」アクターズスクール恩師マキノ正幸さんに感謝
マキノ正幸さん“教え子”追悼 ISSA「偉大な校長」今井絵理子氏「恩人」知念里奈、MAXも悼む
韓国フィギュア界でセクハラ問題が波紋 女子のスター選手が出場停止
夏のコスメは機能性を!実力派ブランド「espoir」から3つの新製品登場
韓国で「愛の虫」が大量発生 一体どんな生き物? 原因は?
猫がお布団やクッションで『ふみふみ』しちゃう理由3選 どんな子でも必ずするわけじゃない?
【モス×ミニオン】即完売の予感「サマーラッキーバッグ」予約方法・dポイント連携など、買い方確認
何があった!?「エアコン」が想定外の壊れ具合!投稿者に話を聞いた
「あまりにもデカすぎる…」三田悠貴、迫力バスト際立つ小面積ビキニショットにネット騒然
【ネタバレ?】史実で見るキングダムの今後の展開まとめ〜中華統一までの全体像
丸亀製麺の「丸亀うどーなつ」が販売開始で完売店舗続出!過去の「うどんで作ったドーナッツ」と比較すると……
ひまそらあかねを無視するマスコミ、岩下の新生姜社長が名前を出すだけで「不買運動」が叫ばれる事態に
玉置浩二の妻、青田典子(53)の現在がとんでもない事になっていると話題に
「エロい」42歳山川恵里佳、白ビキニのオフショ動画4連発!20年ぶりグラビア復帰「最ッ高」
岡本夏生(56)、1600日ぶりにブログを更新した現在が衝撃
中国・日本人母子刺傷 止めに入ったバス案内係の中国人女性死亡
株主優待の桐谷さん「アダルトサイトを見てたらウィルス感染」正直投稿 修復のお礼はやはり…
何があった!?「エアコン」が想定外の壊れ具合!投稿者に話を聞いた
玉置浩二の妻、青田典子(53)の現在がとんでもない事になっていると話題に
【ネタバレ?】史実で見るキングダムの今後の展開まとめ〜中華統一までの全体像
ガーシーが綾野剛のLINE公開でネット騒然「ショック」「すごいエンタメ」
イケメンだから許される!堀北真希と山本耕史の「馴れ初め」が映画化希望するレベル
ユーチューバーもこう氏、元彼女・成海瑠奈について赤裸々告白
「愛が生まれた日」藤谷美和子(56)の現在がヤバい!?徘徊生活を送っていた過去も明らかに。
柏原崇(45)現在を調べてみた結果、相変わらずかっこよすぎた!
都知事選掲示板にヌードポスター ひろゆき氏「世も末」 SNSで批判噴出
岡本夏生(56)、1600日ぶりにブログを更新した現在が衝撃
![game_banner](/images/banner-game.png)
元セクシー女優上原亜衣「過去のことは親には今でも言ってない」「胸張って言える仕事ではない」
せいや実名告白、結婚式2次会の余興を拒否した芸人に粗品「芸人ちゃうがな、そんなやつおる?」
「年下の芸人には笑わない」永野を追い詰めた31歳「白桃ピーチよぴぴ」コンビ「準優勝」解散
今井絵理子議員「文字通り内地との架け橋となった」アクターズスクール恩師マキノ正幸さんに感謝
マキノ正幸さん“教え子”追悼 ISSA「偉大な校長」今井絵理子氏「恩人」知念里奈、MAXも悼む
韓国フィギュア界でセクハラ問題が波紋 女子のスター選手が出場停止
夏のコスメは機能性を!実力派ブランド「espoir」から3つの新製品登場
猫がお布団やクッションで『ふみふみ』しちゃう理由3選 どんな子でも必ずするわけじゃない?
韓国で「愛の虫」が大量発生 一体どんな生き物? 原因は?
【モス×ミニオン】即完売の予感「サマーラッキーバッグ」予約方法・dポイント連携など、買い方確認