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日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は大幅反発、東エレクとダイキンの2銘柄で約74円押し上げ


23日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり198銘柄、値下がり23銘柄、変わらず4銘柄となった。

日経平均は3日ぶり大幅反発。20日の米国市場でNYダウは4日ぶりに反発し、225ドル高となった。引き続き経済の先行き懸念がくすぶっていたが、金融緩和の早期縮小への警戒感が和らいだこともあり、買い戻しの動きが優勢だった。前週に960円あまり下落していた日経平均も米国高を受けて自律反発が期待され、週明けの本日は179円高からスタート。このところ軟調だった香港・上海株が反発したことも支援材料となって上げ幅を広げ、後場には27541.63円(前週末比528.38円高)まで上昇する場面があった。

大引けの日経平均は前週末比480.99円高の27494.24円となった。東証1部の売買高は9億4416万株、売買代金は2兆3103億円だった。業種別では、海運業、輸送用機器、電気機器が上昇率上位で、その他も全般堅調。鉱業のみ若干ながら下落した。東証1部の値上がり銘柄は全体の89%、対して値下がり銘柄は9%となった。

値上がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位はダイキン<6367>となり、2銘柄で日経平均を約74円押し上げた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップはデンソー<6902>で6.61%高、同2位は川崎汽船<9107>で6.32%高だった。デンソーは、一部メディアが前週末に報じた同社CFO(最高財務責任者)の見解で安心感が強まっており、地合いも相まって買い戻しの動きが強まったもよう。さらに、海運セクターに関して米系証券が買い推奨を再強調したことも追い風となって、川崎汽船の他、日本郵船<9101>、商船三井<9104>なども軒並み強い値動きに。

一方、値下がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位はエーザイ<4523>となり、2銘柄で日経平均を約15円押し下げた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップは神戸鋼<5406>で1.71%安、同2位は住阪セメ<5232>で1.55%安だった。住阪セメは、米系証券で投資判断の格下げが観測されているようだ。


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