MDNT Research Memo(7):「慢性心不全治療薬」と「新型コロナウイルスワクチン」に集中(1)
2. 再生医療等製品事業の進捗と今後の取り組み
再生医療等製品事業では、1) 「慢性心不全治療に用いる再生医療等製品の実用化」(九州大学との共同研究開発)、2) 「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の予防を目的とした自家樹状細胞ワクチンの開発」(国立がん研究センター、慶應義塾大学と共同研究)、3) 「HSP105に関連したがん免疫療法」(国立がん研究センターとの共同研究開発)、4) 「グルコース誘導体(2DG)によるT細胞の免疫細胞治療技術の開発」、5) 「キメラ受容体遺伝子を導入した免疫細胞の開発」(京都府立医科大学との共同研究開発)、6) 先制医療における免疫細胞治療の有用性にかかる共同研究等の研究開発を進めている。主要研究開発6テーマのうち、1) 及び2) を優先的に資源集中して取り組んでいる。それ以外の開発テーマについては、開発が一定程度進んだ段階で事業性評価をベースに優先的に取り組むテーマの取捨選択や、国内外に目を向けて出口が見えている他社の開発テーマをライセンスインまたは当該企業・研究機関との資本業務提携等といった動きが今後あるかどうかにも注目したいところである。
一方、同社は日本における自家細胞培養軟骨「NeoCart(R)」の製品開発に取り組んでいる。2018年12月に、米国食品医薬品局(FDA)の第III相臨床試験(安全性・有効性評価)の最終評価を発表、米国ヒストジェニックス(当時)のデータは有効性を示唆する結果ではあったものの、生物学的製剤承認申請(BLA)には追加の臨床試験を行う段階にある。
(1) 慢性心不全治療向け「αGalCer/DC」の共同開発状況
同社と九州大学は難治性疾患である拡張型心筋症における新たな治療法として、樹状細胞を担体としたαガラクトシルセラミド(αGalCer/DC)を用いてナチュラルキラーT細胞を活性化させ慢性炎症を制御する研究に取り組んでいる。九州大学医学部の筒井教授主導の下第I/IIa相臨床試験を実施し、同社は治験製造面で支援している。次のステップとして、次相IIb試験の共同研究に向けて、治験製品の製造準備(同社品川CPFへ製造移管、製法変更等)及びPMDAとの協議(IIb相試験プロトコル、製造場所変更等)を開始した。同研究は市場や投資家からの関心が高く、臨床試験結果に注目が集まっている。
(2) 新型コロナウイルス感染症ワクチンの開発状況
新型コロナウイルス感染症ワクチンは、引き続き世界で約160品目の研究開発が進められている。開発中のワクチンには、「不活性ワクチン」「組換えタンパクワクチン」「ウイルスベクターワクチン」「DNAワクチン」「メッセンジャーRNAワクチン」といった様々なワクチンがあり、その先頭を切る米国Pfizer&独BioNTech、米国Moderna、英国オックスフォード大学&英国AstraZenecaは、世界各国で認可され接種が進んでいる。その反面、接種後は血栓ができる恐れや副反応のリスクも懸念されている。しかしその確率はわずかとされ、ワクチン接種による恩恵はリスクを上回ると言われており接種を奨励している国や地域は多い。
一方、同社が開発している「自家樹状細胞ワクチン」はこれらのワクチンとは異なる。樹状細胞にSARS-CoV-2抗原をパルスし細胞性免疫により細胞傷害性リンパ球(CTL)を誘導して、体内でウイルスに感染した細胞そのものを殺傷し、除去する。さらに、一部のCTLはメモリーT細胞となって、ウイルス(SARS-CoV-2)に対する細胞傷害活性を持ったまま宿主に記憶されるため、長期的な予防効果が見込まれている。
同社の樹状細胞はがん治療分野で独自に開発し、「自家樹状細胞ワクチン」は、そのメカニズムを新型コロナウイルス向けに応用開発したものである。樹状細胞はがん治療分野では十数年前から実地医療現場で使用され、十分な安全性実績がある。しかし、樹状細胞ワクチンは患者自身の樹状細胞の成分採血をするため治療に手間がかかり、万人向けのワクチンとしては適しておらず、新型コロナウイルス感染症ワクチンについては、重症化リスクのある高齢者・基礎疾患を有する人や医療従事者などウイルスに感染しやすい環境下の就業者が対象者となる。因みに、樹状細胞を使ったワクチン開発は米国AIVITA Biomedical, INC.(バイオベンチャー)等数社しか行っていない極めて希少性の高いワクチンで、樹状細胞の活性化処理法に関する特許は同社が保有している。
同社は、新型コロナウイルス感染症ワクチンの開発について、2021年中に自家樹状細胞ワクチンの第I相治験を目指していたが、非臨床安全性試験の必要が出てきたため2022年以降の治験届を予定している。
また、今回の新型コロナウイルス感染症だけに限らず同社は「樹状細胞ワクチンプラットホーム」構想を描いている。その仕組みとして、樹状細胞を基盤に、そこに体内に侵入してきた異物(抗原)の“目印”を記憶させてそのターゲット(特定のウイルスや細菌)を攻撃する。ターゲットを切り替えれば、新型コロナウイルスの変異種をはじめ、未だ有効なワクチンや治療薬が確立していない感染症(「SARS」「MERS」「エボラ出血熱」「ジカ熱」「デング熱」等)や多様な疾病(ウイルス性肝炎、HIV感染症等)に対応したワクチンや治療薬の迅速な開発を可能とする。同社のコア技術は「免疫細胞」であり、免疫細胞技術をベースに現行のがん細胞治療分野から感染症(ウイルス・細菌)、さらにアンメット・メディカルニーズ対応やオーファン・ドラッグ(希少疾病用医薬品)新薬開発への道筋が開かれる。このビジネスモデルが国内外医療機関・製薬業界に高く評価されれば、同社の企業価値向上に寄与するものと弊社では期待している。
(3) 米国での自家細胞培養軟骨NeoCart(R)の進捗
日本における自家細胞培養軟骨「NeoCart(R)」の開発と販売を目的として、米国Ocugen(旧ヒストジェニックス)間で締結していたライセンス契約は米国Medavateへの引き継ぎ(データも含め技術資産譲渡)は実現しなかった。Ocugenは米国での開発再開を目指し、FDAと第III相の追加試験プロトコルについての協議を開始している。Ocugenでの開発方針が決定次第、同社は日本における開発方針を決定する。
(4) 先制医療における免疫細胞治療の有用性にかかる共同研究
2021年3月より臨床研究を開始しており、研究成果は免疫細胞治療の有用性の確立に向けた研究推進と再生医療等製品の治験に利用される。研究成果は早ければ2021年中にまとまる。収集した基礎データはがん予防や感染症への応用を予定している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水啓司)
<EY>
熱帯低気圧が発達し台風8号が復活
27歳人気YouTuberいけちゃん謝罪、箕輪厚介氏との一部不倫報道に「未熟な行動により」
ドジャースがツインズのベーダーの獲得に興味「コンフォートの成績が…」複数メディアが報じる
福岡・大牟田の化学工場から漏れたのは「塩素系のガス」
フリック監督「サプライズだった」急転来日にも「素晴らしい国で良い試合ができた」神戸も評価
佐賀・伊万里の強盗殺人事件 技能実習生の24歳男性を逮捕 県警
【阪神】近本光司が左前適時打「なんとかしようと思っていた」打率リーグ3位浮上、2位は中野
【阪神】湯浅京己「絶対ランナー返さない」高橋遥人の今季初勝利へワンポイント起用に応える
【阪神】大山悠輔「1点でも多く」相手にとどめを刺すダメ押し打で3試合連続打点
「鳥人間」初MCの佐々木希「涙も流しすぎました」バードマンの熱戦を見守る
女性の心肺蘇生した男性教授に「胸触った」と非難の声 車いすアイドル憂う「日本以外でも…」
ユーチューバーもこう氏、元彼女・成海瑠奈について赤裸々告白
ミスFLASHグランプリ、大胆なビキニ姿に「はみ出しそう」フォロワーもん絶
太川陽介、妻・藤吉久美子の衝撃行動に「動機はいいのよ」評価も「その後が伴わない」
37歳元アイドル、10年ぶりのグラビアに挑戦 ブラひもチラ見せオフショット「凄まじい色気」
ゆうちゃみ激変、清楚ギャル姿公開「言葉失う美しさ」「二刀流」「佐々木希と見間違えた」
明石家さんま「高いと思い込んで生きてほしかった」 61歳俳優に贈った扇子がお宝鑑定
大谷翔平、異例の敬遠策からサヨナラのホームへ滑り込む 9回2死一塁からまさかの申告敬遠
GACKT、大物俳優が「読めよ!」と“異常な圧”で著書送ってきたことを実名告白
手塚理美、自宅で「全裸男と遭遇。怖かった」通報も警察の対応に疑問「日本の治安は何処へ」
平子理沙、すっぴん自撮りに疑問の声が続出「加工フィルター使ってる」
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
再婚した旦那に不倫されてしまった飯島直子(51)衝撃的過ぎる黒歴史が発覚する事態に
ガーシー、みちょぱ反論に対抗で大倉士門の再暴露を投下「士門クズ過ぎる」
【ネタバレ?】史実で見るキングダムの今後の展開まとめ〜中華統一までの全体像
ゲーミングPCを買う場所は店舗購入とネット通販どっちがおすすめ?
ユーチューバーもこう氏、元彼女・成海瑠奈について赤裸々告白
遠野なぎこさん死去 朝ドラ「すずらん」ヒロイン、バラエティーでも活躍 最近は摂食障害など告白
女性の心肺蘇生した男性教授に「胸触った」と非難の声 車いすアイドル憂う「日本以外でも…」
【おすすめアニメ50選】完結済み!定番から最新作まで!

熱帯低気圧が発達し台風8号が復活
27歳人気YouTuberいけちゃん謝罪、箕輪厚介氏との一部不倫報道に「未熟な行動により」
ドジャースがツインズのベーダーの獲得に興味「コンフォートの成績が…」複数メディアが報じる
福岡・大牟田の化学工場から漏れたのは「塩素系のガス」
フリック監督「サプライズだった」急転来日にも「素晴らしい国で良い試合ができた」神戸も評価
佐賀・伊万里の強盗殺人事件 技能実習生の24歳男性を逮捕 県警
【阪神】近本光司が左前適時打「なんとかしようと思っていた」打率リーグ3位浮上、2位は中野
【阪神】湯浅京己「絶対ランナー返さない」高橋遥人の今季初勝利へワンポイント起用に応える
【阪神】大山悠輔「1点でも多く」相手にとどめを刺すダメ押し打で3試合連続打点
「鳥人間」初MCの佐々木希「涙も流しすぎました」バードマンの熱戦を見守る