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三城HD Research Memo(4):現金及び預金は潤沢で財務基盤は安定


■三城ホールディングス<7455>の業績動向

3. 財務状況
2021年3月期末の財務状況を見ると、流動資産は28,595百万円(前期末比345百万円減)となった。主要科目では現金及び預金176百万円増、受取手形及び売掛金291百万円増、たな卸資産851百万円減などであった。固定資産は11,335百万円(同494百万円減)となったが、内訳は有形固定資産が4,728百万円(同430百万円増)、無形固定資産439百万円(同97百万円増)、投資その他の資産6,166百万円(同1,022百万円減)となった。投資その他の資産の減少は主に投資有価証券の減少848百万円、敷金及び保証金の減少172百万円などによる。この結果、資産合計は39,931百万円(同839百万円減)となった。

流動負債は9,996百万円(同130百万円減)となったが、主な変動は支払手形及び買掛金の増加37百万円、短期借入金(1年以内返済の長期借入金含む)の増加116百万円、未払金の増加90百万円などであった。固定負債は941百万円(同49百万円減)となったが、主に長期借入金の減少24百万円などによる。この結果、負債合計は10,937百万円(同180百万円減)となった。純資産は28,993百万円(同659百万円減)となったが、主に親会社株主に帰属する当期純損失の計上と配当金の支払いによる利益剰余金の減少446百万円による。

4. キャッシュ・フローの状況
2021年3月期のキャッシュ・フローでは、営業活動によるキャッシュ・フローは1,581百万円の収入となった。主な収入は税金等調整前当期純利益の計上291百万円、減価償却費及びその他の償却費787百万円、減損損失484百万円、たな卸資産の減少840百万円などであった。一方で主な支出は、為替差益337百万円、助成金収入267百万円、売上債権の増加62百万円などであった。投資活動によるキャッシュ・フローは803百万円の支出となったが、主に有形固定資産の取得による支出1,799百万円、無形固定資産の取得による支出230百万円、投資有価証券の売却による収入624百万円、定期預金の払戻による収入272百万円、敷金及び保証金の戻り(ネット)による収入317百万円などであった。財務活動によるキャッシュ・フローは345百万円の支出となったが、主に借入金の純増による収入75百万円、配当金支払いによる支出408百万円による。この結果、期中の現金及び現金同等物は444百万円増加し、期末残高は11,290百万円となった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)


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