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新興市場銘柄ダイジェスト:INCは急落、sMedioがストップ高


<4014> カラダノート 1855 +135
急反発。ユーザーの家計相談から保険商品の提案までを一貫して支援する新サービス「かぞくの保険」を開始し、保険代理事業に参入すると発表している。ユーザーとのファーストコンタクトから提携企業のファイナンシャルプランナーとのアポイント確約までを一元化する。ユーザー情報の連携や分断を防ぐためのDXを推進し、検証を進めながらSaaS型サービスに拡大していく予定。

<4699> ウチダエスコ 2975 -215
急反落。21年7月期の営業利益を従来予想の13.00億円から17.00億円(前期実績17.11億円)に上方修正している。ICTサービス事業がGIGAスクール構想、その他の案件の受注ともに期初の予想より好調に推移していることが背景。ただ、インパクトが限定的なほか、地合いの悪化も受けて、材料出尽くし感からの売りが優勢となっている。なお、上半期(20年7月-21年1月)は前年同期比16.0%減の8.51億円で着地した。採算性の低いソフトウェアライセンス販売などが響いた。

<3913> sMedio 1105 +150
ストップ高。子会社のタオソフトウエア(東京都中央区)が高解像度画像を表示する処理速度を向上させる特許を取得したと発表している。超解像ディープラーニングを用いた低解像度画像を高解像度画像へ変換する処理の高速化、必要メモリの改善技術に関する特許だ。解像度が低い画像の解像度を高める超解像処理は、ぼやけた画像や古い画像をきれいにすることが可能であり、様々な分野で使用されているという。

<7078> INC 4070 -420
急落。東証が5日から信用取引に関する規制措置を強化し、新規の売付及び買付に係る委託保証金率を70%以上(うち現金40%以上)とし、売り材料視されている。日証金も増担保金徴収措置の貸借担保金率を70%(うち現金40%以上)に引き上げた。3日に上場来高値(5260円)を記録するなど短期間で急騰しており、利益確定売りも株価を圧迫する要因になっているようだ。

<7351> グッドパッチ 2997 +178
大幅に3日続伸。2月9日に発行した新株予約権の行使が完了したと発表している。3月中に2150個(発行総数の42.24%)が行使され、21万5000株が交付された。発行から約1カ月での行使完了で将来的な株式価値の希薄化懸念が早期に払拭され、買いが入っている。1月22日以来となる3000円台が視野に入る水準まで株価が上昇していることも投資家の買い意欲を刺激しているようだ。

<4552> JCRファーマ 3720 +50
続伸。新型コロナウイルスワクチン原液新工場の建設を決定し、神戸市と市有不動産の取得に係る土地売買契約公正証書を締結したと4日の取引終了前に発表し、引き続き買い材料視されていた。取得価格は約20億円、総工費は約116億円で、22年10月に竣工予定。JCRファーマは英アストラゼネカからワクチンの原液製造を受託しており、厚生労働省の整備事業に採択されている。30年3月末までは製造体制を確保する。

<2702> マクドナルド 5110 -130
大幅に反落。2月の既存店売上高が前年同月比1.0%増だったと発表している。8カ月連続のプラスだが、伸び率は前月(18.7%増)から鈍化した。客数は11.3%減(前月3.2%減)、客単価は13.8%増(同22.7%増)といずれも悪化した。全店ベースの売上高は1.7%増(同19.4%増)。1月に引き続き、緊急事態宣言などに基づいて対象地域で午後8時以降の店内利用を中止した。前年が閏年で営業日が多かった反動も出たとみられる。 <ST>
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