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泉州電業---20年10月期は売上高が742.88億円、経営資源の集約、業務効率化を推進


泉州電業<9824>は9日、2020年10月期連結決算を発表した。売上高が前期比11.2%減の742.88億円、営業利益が同21.5%減の31.24億円、経常利益が同19.6%減の33.82億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同13.4%減の23.51億円となった。

同社グループの係わる電線業界において、電線の主材料である銅の価格が、1トン当たり期中平均680千円と前年同期平均706千円に比べ3.7%下落した(銅価格の推移、1トン当たり期初670千円、安値550千円(2020年3月)、高値770千円(2020年10月)、期末750千円)。また、建設・電販向けの出荷量は、前期に比べ減少基調で推移した。

このような情勢のもとで同社グループは、提案型営業の推進、配送体制の強化、新規得意先の開拓及び既存得意先の深耕、新商品の拡販など積極的な営業展開を図った。また、同社グループ内の経営資源の集約、業務効率化を目的として、2019年12月17日付で海外連結子会社であったSENSHU ELECTRIC(THAILAND)CO.,LTD.は清算結了し、2020年8月1日付で国内連結子会社であったいすゞ電業を吸収合併した。

以上の結果、当連結会計年度の経営成績は、銅価格の下落による販売価格の低下及び民間設備投資向け電線の需要の減少により、減収減益となった。

2021年10月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比10.5%増の821.00億円、営業利益が同5.6%増の33.00億円、経常利益が同5.0%増の35.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同2.1%増の24.00億円を見込んでいる。


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