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アイ・エス・ビー---3Qは増収・大幅な増益、情報サービス事業及びセキュリティシステム事業共に好調


アイ・エス・ビー<9702>は10月30日、2020年12月期第3四半期(20年1月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比9.1%増の180.92億円、営業利益が同49.5%増の12.66億円、経常利益が同50.3%増の12.98億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同51.2%増の7.00億円となった。

情報サービス事業の売上高は前年同期比9.1%増の151.35億円、セグメント利益は同53.9%増の10.36億円となった。好調な企業のIT関連投資を受け、引き続き堅調に推移した。「モバイルインフラ」は、基地局開発の業務の低コスト化の影響を受けたが、5G関連の開発評価業務が増加したことを受け、「組込み」は、車載や医療、デバイス関連業務の受注が堅調に推移したことにより、「業務システム」は、放送系業務では、新型コロナウイルス感染症の影響により受注は減少したが、受託開発案件の受注増加や、業務効率化のシステム開発投資拡大等を受け、売上高は前年同四半期に比べ増加した。「公共」は、自治体向け業務が、増加しており、「金融」は、証券系のシステム開発業務の受注が増加した。「フィールドサービス」は、クラウド系の業務は減少したものの、サーバ・ネットワーク構築業務が拡大しており売上高も堅調に推移した。一方、「携帯端末」は、モバイル端末管理ソフトの開発業務は増加したが、主要メーカのスマートフォンの新規開発機種の減少や開発費削減の影響は大きく、前年同四半期に比べ売上高は減少した。

セキュリティシステム事業の売上高は前年同期比9.0%増の29.57億円、セグメント利益は同42.0%増の2.26億円となった。大型案件や既存セキュリティシステムのリニューアル工事を中心に受注が堅調に推移した。また、「建設キャリアアップシステム」に対応したカードリーダ等についても好調に推移した。新型コロナウイルス感染症による工期や納期の延長による影響が出始めているが、売上高は前年同四半期に比べ大幅に増加した。

2020年12月期通期については、売上高が前期比9.4%増の246.31億円、営業利益が同28.4%増の15.33億円、経常利益が同28.8%増の15.81億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同34.4%増の8.51億円とする、7月31日公表の連結業績予想を据え置いている。




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