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新興市場銘柄ダイジェスト:コックスは急落、ニックスがストップ高


<3814> アルファクス 690 +16
続伸。外食産業向けAI配膳ロボット「サービスショット」が、大手グルメ回転寿司の「すし銚子丸」を運営する銚子丸(千葉市)に試験的に導入されたと発表している。同ロボットは非接触で料理クローズ型かつ自律歩行型。ホール業務の効率化に加えて新型コロナウイルス感染防止の観点から、全国から導入したいとの相談が増えているという。

<2191> テラ 1302 +132
急反発。新型コロナウイルス感染症の治療法に関し、メキシコのイダルゴ州から薬事承認を取得したと発表している。承認されたのは、重症患者に対する子宮内膜由来幹細胞を用いた細胞療法。今後は細胞製剤の製造施設整備や販売網の構築が課題となるが、イダルゴ州政府から州立輸血センター施設の無償貸与を受け、培養室や幹細胞バンキング施設等を設置するとしている。

<4477> BASE 9930 +620
大幅反発。一部メディアが売上高100億円以下の上場企業を対象にした調査で、新型コロナウイルスの流行にもかかわらず営業利益を伸ばした企業のトップとして報じ、材料視されている。BASEの20年4-6月期の営業損益の改善額(前年同期比)は5.72億円だったとした上で「操作を簡素化したシステムに加え、初期費用や月額料金を無料とする事業モデルで新たなネットショップ立ち上げの需要をとらえた」と評価。

<6677> エスケーエレク 1074 +60
反発。一部メディアが「バッテリーレスで電池交換不要の電子ペーパータグを開発した」と報じ、買い手掛かりとされている。報道によると、「10月にサンプル販売を始め、海外へも順次展開する計画」という。電子ペーパータグは物流の効率化に資するとされており期待感が先行のもよう。

<9876> コックス 222 -45
急落。8月の既存店売上高が前年同月比18.0%減だったと発表している。7月(9.9%減)から下落率が拡大した。客数は同11.0%増とプラスとなったものの、客単価は同26.1%減と2ケタマイナスに。お盆時期の移動自粛や消費低迷に加え、猛暑で初秋・秋物の動きが例年よりも鈍かったことが響いたもよう。

<2173> 博展 453 +24
大幅続伸。初開催となる「感染症対策総合展」に出展し、“美しいソーシャルディスタンスをデザインする”「BEAUTIFUL DISTANCE」のプロダクトを公開すると発表している。博展はアルコール什器などを出品する予定。感染症対策総合展は、感染予防に活用可能な製品・システムを展示・紹介する企業・団体向けの展示会で、9-11日にポートメッセなごや(愛知県名古屋市)で開かれる。

<4243> ニックス 940 +150
ストップ高比例配分。前週末4日の取引終了後に一部メディアが「新型コロナウイルス対策用として、人の体温を即座に検知する自動検温装置の製造に乗り出した」と報じ、引き続き買い材料視されている。報道によると、「オフィスや飲食店向けに3万円台の検温装置をOEMで請け負う」という。新型コロナの収束が見えない中、自動検温装置の需要は高いとの見方から投資資金が流入しているようだ。

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